オリンピックイヤーの2020年がやっとやってきた!
東京オリンピックが決まった時の感動がやっと実現される年だ!
あのときは決まったあと、友人と生放送を見ていて感動した。というような会話をした記憶がある。
その友人はもうこの世にいない。
そのことが時間の流れを感じるとともに残念で悔しい。
一緒にジョホールバルの歓喜を現地で見たり、フランスワールドカップなどに行った友人だったので、もう、そういう話しをできないのが残念でならない。
それと、去年のイベント記事もWUGのラストライブ以降、書けないでいるが、それはおいおい書くとして、
ホットな記事を書いてみる。
気を取り直して、天皇杯。
国立競技場が改修される前は毎年のように行っていた元旦決戦。
最後に行ったのはガンバが優勝したとき以来だろうか?
国立競技場に来るために千駄ヶ谷駅に降りるのは久しぶりだ。
通勤では毎日通過してるとこなのに、懐かしい。
駅から競技場に向かおうとすると、目の前には東京体育館が見える。
しかし、どちらも千駄ヶ谷駅前の交差点で信号待ちを迫られる。
前から思っていたが、この信号、なんとかならないものか?
1500億円も競技場建設に使うのなら、その1部でこういうところにお金を使って欲しいものだ。
使われているお金はわれわれ国民の税金なのだから。
大江戸線の出入口はもっと競技場に近い側にもあります。
上記のような案内は新しくできたものでしょう。
そこから競技場方面へ進んで行きます。
やっと競技場の全体が見えました。
さらに進むと千駄ヶ谷ゲートが出てきます。
1次ゲートの千駄ヶ谷ゲートでチケットを見せて中に入りました。
ここではチケットを見せるだけで、まだもぎりもありませんし、(実際にもぎりはなくバーコードをかざすだけでした。バーコードをかざすと回転式のゲートを押して入る方式)荷物チェックもありません。
これは東京オリンピックのセキュリティのための予行演習も兼ねているので、オリンピックが終われば、1次ゲートでのチェックはなくなるかもしれません。ハッキリいって無駄な人件費です。
千駄ヶ谷ゲートから入ると、Aゲートとなっています。
千駄ヶ谷ゲートの方に来たのは、神戸を応援したいのと、日が当たって温かい方に行きたかったからです。
しかし、入って直ぐにチケットを見直して見てみると、南側F1ゲートと書いていました。
思い出してみると、V・ファーレン長崎が決勝に来ることを信じて、準決勝の前にチケット応募して当たったのだったのです。
南側は日が当たらなくて寒いし、鹿島も好きなチームではないのでちょっとショックだった。
でも、しょうがないので逆サイドまで回り込むことにしました。
案内地図が至るところにありました。
売店は多くはないですが、こんな感じです。
このボールは天皇杯用ですね。
記念写真を撮るための行列が出来てました。
そのまま、場内をぐるりと回って行きます。
以下のように植栽があるだけでなく、所々にベンチがあります。
これは助かります。
数の割には人が多いのでなかなか座れませんけどね。
どんどん進みます。
さらに進みます。
これが、設計者自慢の庇と国産材ですね。
住宅なら評価しますけど、スタジアムとしては、こういうところはコストダウンして、他のところに予算を使って欲しかった。
少し広いところに出てきました。
2023年女子ワールドカップのアピールブースがありました。
是非、実現して欲しいです。
なでしこジャパンが獲得した優勝トロフィーが飾られていました。
なでしこジャパン凄いです!
福島復興ブースで、SNS登録すれば抽選で景品がもらえるとのことで、トライしてみました。
ガラガラを回してみると、赤い玉が出てきました。
すると、鐘を鳴らしたので当たったのだとわかりました。
景品はJ-villageのボールペンでした。
嬉しかったです。
この正面で写真撮ってる人が多かったです。
以下のように屋外部分にエスカレーターがありました。
雨降った時大丈夫かな?
やっと、列にならぶことできました。
並んでる間に建物の作りを見ていましたが、
配管が剥き出しになってました。
こういう意匠を最初から狙ってたのか?
コストダウンでしょうがなかったのか?
設計上こうなってしまったのか?
はわかりませんが、こういうのは見ていて美しくないです。
下の写真のように階段も粗末な作りでした。
塗装もしていないのは予算が無かったのか?
わかりませんがこれも美しくない。
やっと、2次ゲートに来て、セキュリティチェックがありました。
ペットボトルは600ml以下はOKとなってました。
缶は紙コップに移し替えさせられます。
以前はペットボトルでも紙コップに移し替えさせられていたので、
ペットボトルがOKになったのはとてもうれしいことです。
中で飲み物買うと高いし、時間かかるし、こぼれるしで良いこと1つもなかったですから。
荷物チェックですが、いつも思うのは、簡単にしか見ないので、
大丈夫かということ。
でもチェックしているということが重要なんでしょうね。
そして、チケットのもぎりはなく、バーコードをかざして、
金属のバーは回して入場するスタイルになっていました。
電子チケットにも対応できるし、紙チケットもそのまま記念として残せるのでこれはいいことです。
この入場時にトートバックをもらいました。
結構いいものもらったなという感じです。
2階の一番前を目指していましたが、目の前が1階でしたので、
通路(1階の一番後ろ)からの眺めを確かめてみました。
思った通り、ピッチは遠いです。
それと、この競技場、事前に調べてみたのですが、
同規模の世界のスタジアムで最も1階スタンドの傾斜が緩いそうです。
サッカーは上から俯瞰して見た方が、ポジションや戦術がよく見えます。
フラットなところから見ると奥の方がどうなってるのかわからないため観づらいのです。
そのことを持ってサッカージャーナリストあたりは最初からこのスタジアムのことを悲観的な目で見ていたのです。
しかし、予想した通りのようです。
通路もあまり広くなかったです。
それより、問題だったのは階段が狭かったことです。
これまで行ったスタジアムで一番狭かったかもしれません。
防災の面から考えてこれはとても危険なことだと思いました。
昔、ダイヤモンドサッカーの解説をしていた岡野俊一郎さんは、
イタリア、セリエAのミラノダービーのとき、スタジオ・ジュエッペ・メアッツァ(サンシーロ)のことを、「このスタジアムは5分で全員が出られるんですよ。階段がなくてスロープで上り下りできるようになってるんです」
と言っていました。
実際にサンシーロスタジアムに行って4階席から降りるとき、その通りスロープだけで外に出られました。
そのことを考えると、現代でもそういうところの考慮が出来ていないことに驚きます。
2階に着いたのですが、満席と出ていました。
それでも、まだ早い時間でしたし、一人なので空いている席があると思って中に入り、
2階席の一番前を見に行くと、思った通り1人分の空席を見つけました。
とりあえず、ここをキープして3階席の方に行って眺めなどをチェックしに行きました。
そして、上が3階席からの眺めです。
ピッチは遠いですが、逆サイドのゴール裏まで見えます。
それから、2階の確保した席に戻りました。
下が2階席の一番前からの眺めです。
上は左側を向いたところです。
下はピッチを見たところです。
3階席より近く見えますが、ちょっとフラットになるので逆サイドのゴール裏が観難いです。
下は右側を見たところです。
こちら、鹿島側のゴール裏には大きな通路があったそですが、
逆サイドの神戸側はそんなものはなく、一体となって応援していました。
それと、2階席の一番前だったので、目の前に手すりがあったのですが、
これがチャチだったんですよ。
他のスタジアムではもっとましな作りだったと思うんですけど、
1500億円もかけて作ったのに、こんな手すりになっちゃうとは何か不自然な感じを受けました。
試合開始までは2時間ぐらい待ったでしょうか?
スマホを見ていたり、持参したサッカー雑誌を見ていたらあっという間で時間が余った感じはしなかったですね。
これはいつものことですけどね。
それと、久々の冬観戦で寒いと思って、カイロ、手袋は用意して行って問題ありませんでしたが、
ひざ掛けを忘れたので、もものところが寒かったです。
いつも来ていそうな隣の女性2人組の鹿島サポーターはきちんとひざ掛けを掛けていましたから
やっぱり準備しておくべきでした。
ひざ掛けがあるとないとではぜんぜん違いますから。
試合は、2-0で神戸が勝ちました。
神戸はほとんどの攻撃がイニエスタを経由していたのに、鹿島はそれを防げませんでした。
先制点が大きかったと思いますが、神戸の完勝した試合でした。
天皇杯の授与をどこで行うのか気になっていました。
以前はロイヤルボックスへ階段を上がって行くスタイルでしたが、
そんな階段が見当たりませんでした。
予想通りグラウンド上で表彰式をやっていました。
最後に座席ですが、以下のように折り畳み式でした。
汚れにくくていいと思います。
気になっていたビジャですが、終了間際に出てきました。
最後に優勝できて有終の美を飾れたので良かったです。
帰り際にバックスタンドの方を回って眺めを確認してみました。
神戸の選手とサポーターは初優勝、初タイトルが余程嬉しかったのでしょう。
いつまでも選手がグランドに残って、サポーターは歌を歌っていました。
スタジアムの外に出ると、代々木のドコモのビルが綺麗に見えました。
夜になるとまた雰囲気も違います。
最近はあまりグッズを買わないんですが、記念に東京オリンピックのサッカーのキーホルダーを買いました。
日本サッカー協会は日本代表の試合はこの新国立競技場ではなく、
サッカー専用競技場で行うことを示唆しています。
そうなると年間25億円と試算されている維持費はまったく埋まることはないでしょう。
そして、オリンッピック後に球技専用競技場に改修するという案も流れそうで、
改修するとしても到底無理な構造ということがこの日確認できました。
ピッチとスタンドの距離が遠すぎるし、そこにスタンドを作るとしても、もともと1階席の傾斜が緩やか過ぎるためにスタンドをピッチに近づけて作ることは不可能なのです。
今は、もう誰もこの議論を進めようとはせず、オリンピック後に先送りしています。
完全に負の遺産になることは確実です。
高額な維持費がかかってサッカーでも使えないのなら、
いっそのこと取り壊してサッカー専用競技場を作り直す方が得策です。
あの素晴らしい4万人収容の吹田スタジアムは140億円で完成しています。
今回の新国立競技場の10分の1以下なのです。
それを考えれば、取り壊して300億円ぐらいで作り直す方がよっぽどいいスタジアムが出来て黒字経営できるのではないでしょうか?
それにしても1500億円という税金がもったいない。