中村俊輔、日本人初のＣＬ１６強進出！ - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

ちょっと時間が経ってしまったが、週末のスポーツニュースを見て、改めて中村俊輔選手のマンチェスターＵ戦でのゴールがすごいことだったことを実感している。

ＴＢＳのスーパーサッカーによれば、世界４０ヶ国の新聞が写真入りでその活躍を伝えていたらしい。
日本では、

「日本人初のチャンピオンズリーグ１６強進出」

というようなフレーズが踊っている。
スカパーの試合の放送でも、解説者の川本治さんが
「新しい歴史を作りましたね」
と言っていた。
僕も試合を観ていて、セルチックパークの大観衆が揺れるようなゴールに感動した。
しかし、引っかかるのは”日本人初の”というフレーズである。

話しは１９９８年まで遡る。長野オリンピックでのことである。
ジャンプラージヒルで船木和喜選手が金メダルを獲得した。
このときまで、オリンピックのラージヒルでは日本人でメダルを獲得した人がいなかったため、メディアでは”日本人で初めてラージヒルでメダル”と煽った。
これに対して、船木選手は

「”日本人で初めて”というような表現は好きじゃない。そういう枠で考えていたらもっと上をねらえないと思う」

と言った。

確かに、中村俊輔選手のＣＬでの１６強進出は日本のサッカー界に新しい歴史を作ったと思う。しかし、ＣＬの前身であるチャンピオンズカップの時代には奥寺康彦選手が６回も出場しているし、日本が世界のサッカー界で認められるためには１回ぐらい優勝しても物足りないだろう。
中村俊輔選手のゴールに震えるような感動を覚えた僕であるが、これに満足せずに中村選手には自分のゴールで優勝することを目指して頑張って欲しいと切に願う。

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