いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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6月18日(日)⑨ 入場ゲート

ナチス時代の面影を残す広場で、決戦前のひとときを過ごした僕らは、
Kick Offの1時間半程前になってようやく入場ゲートへ向かった。

入場ゲート付近は日本のテレビ局クルーがたくさんいる。
インタビューでもされないかとヒヤヒヤしながら横を通って、
入場のチェックゲートに進んだ。

余談になるが、以前、アメリカ大会の最終予選時(ドーハの悲劇のとき)
渋谷のスポーツバーのスクリーン前、最前列にいたところ
あるテレビ局にインタビューされ、しょうがなく質問に答えたことがあった。
夜、そのテレビ局のスポーツコーナーなどをチェックしたが、
採用されなかったらしく胸をなでおろしたことがある。
突然のインタビューでは気の利いたコメントは難しい。
避けとくのが得策との思いがあるのだ。

W杯の入場チェックはいつものことだが、厳重なチェックである。
飲み物をペットボトルの状態で持ち込めるとうれしいけど、しょうがない。

今回のドイツ大会では、チケットにICが埋め込まれ、機械にかざすことによって
本物であるかをチェックしていた。

さらにいつも問題になる本人確認であるが、予想通り、何の確認もなかった。
渡独前のネットでの情報では、ときどき、無作為に抜き打ちチェックもあったというが
結局、僕が大会中に訪れた入場ゲートでそんな本人確認などしている光景は皆無であった。

この本人確認については、最近のW杯では毎回話題になり、
大会前は必ず、本人確認を行う報道がなされ、実際には行われない。
いつも思うのだが、もし、本人確認などすれば、スタジアムに空席を多く発生させるだけだろう。
時間的も確認作業を行うのは困難でキックオフに間に合わない客が暴動を起こす可能性があるし、
第一、チケットに記された名義人がそのまま入場するなど何割がいるというのだ?
おそらく、試合によっては半分にも満たないのではないだろうか?

次回大会以降もこの問題は続くと思われるが、おそらく、本人確認は行われないだろう。
しかし、入場するとき、また記念として、自分の名義が記されたチケットで入場することが
一番気持ちいいことは間違いない。

今大会、最初の入場だったので多少緊張したものの何事もなく入場できた。