いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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最終予選第4節 日本の3戦目 対韓国戦(ホーム) 決戦前

1998年フランス・ワールドカップアジア最終予選B組も第3節を終わって
ここまでの成績は以下のようになっていた。

順位 国名       勝点  勝  負  分  得点  失点  得失点差
1位 韓国        6   2   0  0    5   0     +4
2位 UAE        4   1   0  1    4   0     +4
3位 日本        4   1   0  1    6   0     +3
4位 ウズベキスタン  0   0   2  0    4   8     -4
5位 カザフスタン   0   0   2  0    0   7     -7

お気づきだと思うが、この最終予選は5カ国という奇数で行われているため、
毎節、試合のない国がある。
実は、このアジア最終予選では移動距離とその前の節で試合があるなしで
大きく結果が異なっていた。
それは、別の機会に詳しく検証するとして、今回の試合は
前の週にアブダビで酷暑の試合をした後、長距離移動した日本と
前の週は試合がなく休養十分の韓国ということで、
コンディション的には日本が断然不利な状況でこの日をむかえていたのだ。

日本での第2戦なのだが、前回のウズベキスタン戦とは違い、
日中帯に行われるデーゲームということもあり、チケットの確保が大変だった。
もちろん一般発売のものは事前に前売りで完売しているのであるが、
僕は日本サッカー後援会の会員であるため、後援会員は当日先着2000名のみ
無料招待券で入場できるようになっていた。
それまでは、後援会員であれば、日本代表の試合は全試合で無料入場できたのであるが

今回は歴史的にも入場券の争奪戦が激しく、さすがに先着2000名のみという
苦肉の判断になったと思われる。

ただ、こういうことを目当てに後援費を毎年払い続けてきた会員にとっては
今回の措置は納得できるものではなかった。
しかし、先着2000名という枠は微妙なもので、日本全国で当時正確に何人の
会員がいたかわからないものの、こういう試合では首都圏在住でなくとも
スタジアムに駆けつけるはずで、3000名ぐらいは来場するのではないかと予想した。

それに、当時の後援会員は熱狂的なサッカーファンばかりなので、何時ごろから並べば

先着2000人以内に入るか不安があった。

試合は日曜日だったので、前日の土曜日から泊りがけで友人たちと交代で並びの場所を確保した。
ずっと並ぶのも大変なので、仲間の1人が近くの日本青年館の1室を借りて交代で寝ていた。
これはとても妙案だった。それでも雨が降らなかったのが幸いだった。

決戦の朝が明けた。
やはりデーゲームということもあって、ウズベキスタン戦よりも動きが早い。
因縁の韓国戦ということもあって、ダフ屋の相場のこの日は10万円ぐらいとの情報が入った。
それまでの日本のサッカー観戦ではなかったような相場だ。
国民の期待がそれに現れていた。


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