いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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深夜の衝撃!加茂監督の更迭

カザフスタン戦が終わった日の深夜、加茂監督が更迭されたとの衝撃のニュースが飛び込んできた。
中東などではよくあることであるが、日本でこの最終予選中にこんなことがあるとは夢にも思わなかった。
後任はコーチである岡田武士氏だという。
はたして、こんな付け焼刃でチームが立ち直るのだろうか?

確かに、加茂監督は就任当初からフリューゲルスで行なっていたゾーンプレスでのモダンサッカーを標榜しマイボールを下げないでアグレッシブに戦うゲームを行なってきた。
就任直後のインターコンチネンタルカップこそ強豪相手にかつてのドーハの戦士を呼び戻して玉砕したものの、徐々にメンバーを入れ替えて好試合を演じてきた。
(実は、Jリーグ発足以後の日本代表の試合内容では、この加茂監督時代のアジアカップ以前までが一番魅力ある内容であったと個人的には思っている)
それが1996年暮れに行なわれたアジアカップの準々決勝でミラン・マチャラ率いるクウェートにカウンター2発で沈んでから加茂監督自身に自信がなくなったというか、守備を意識するあまり積極的な試合ができなくなってしまったのだ。

そして、翌年5月の日韓戦で中田英が代表入りしてからは、どうしても中田のゲームになってしまい
それまでの名波、森島、カズらのテンポある攻撃はなくなってしまっていた。
特に右サイドの奈良橋との呼吸は同じベルマーレというチームでやっていたにもかかわらず全く呼吸が合っておらず、お互い仲でも悪いんじゃないかと思えるようなリアクションをよく見たものだった。

岡田氏がどんなサッカーをするのか?
どんなメンバーを好むのか?
選手交代で守りきれなかった加茂監督と違う采配を見せるのか?
すべては不安な泥沼の戦いに入っていった。