人造大理石（人口大理石）は安全なのか？（つづき） - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

昨日のつづきです。

ここのサイトを見ると
スチレンに関して品格法の基準値は０．０５ｐｐｍ、
それに対して、ポリエステル系ＢＭＣ人造大理石からの検出結果は２．７９ｐｐｍ、
なんと国の示す基準値より５５．８倍もの量のスチレンが検出されていることになります。

これが本当なら、これはまったく由々しき事態と言えます。
こういう数値を見るとなぜ国が建築基準法ではホルムアルデヒドとクロルピリホスしか規制しないのかがわかります。
他の物質を規制してしまうと、今までやってきた方法で簡単に住宅をつくれないからです。
規制するとおそらく今の建材で使えなくなるものが多くでてきてしまい、建材コストと施工手間が増えてしまうのでしょう。
住宅業界は多大な政治献金をしていますから、住民の安全より自社の営業面を優先させてほしいということが見え隠れします。
危険性がわかっていながら規制しない。

設計事務所の建築家などでは、これらの有害物質を極力押さえた家をつくっているところがあります。
そういうところは若干価格が高いですが、コストダウンの努力で安全な家をつくっています。
こういうところがあるのだからできないことはないと思うのですが、困る人がたくさんでてくるんでしょうね。

結局は、現状では国民が自分で判断して身を守れということなんでしょう。
今は食べ物の問題が大きく報道されていますが、それの７倍も体内に取り入れている空気環境ももっと騒がれてしかるべきだと思います。

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