いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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サッカー史上最高のゲームは何か?

今週発売のサッカーマガジンでこんな特集が組まれていました。

「[保存版]サッカー史上最高のゲームは何か?」

最近のサッカーマガジンでは売上げ数を上げるために毎年この企画の特集があるようです。

長年サッカーを見てきている僕みたいなサッカーファンにとってはたまらない企画なんですね、これ。



紙面では、3つのカテゴリー分けした内容になっていました。

#1 ワールドカップ


#3 日本代表編

そして、それぞのカテゴリーごとに

・本誌が決める10試合
・伝説
・名勝負 1997 日本×イラン (証言!山口素弘名波浩

などの記事が書かれています。

紙面の内容にも懐かしく読めるものが多く大好きな名波浩さんの対談もうれしい内容でしたね。



まだ、雑誌を買ってない方に失礼なので詳しく書きませんが、

ここでは僕の個人的ランキングをご紹介してみたいと思います。

長くなりそうですので今回はワールドカップ編のみの掲載と致します。


#1 ワールドカップ

12位 1998年フランス大会決勝トーナメント1回戦「アルゼンチンvsイングランド」(2-2[PK4-3])

     動画はこちら

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     ベッカム退場が印象的なあの試合ですね。
     前日、トゥールーズにいた僕はサンテティエンヌで行われたこの試合を観にいくか、
     ボルドーの「ルーマニアvsクロアチア」を観にいくか迷ったあげく、トゥールーズから
     近いボルドーの試合を選んでしまいました。(^_-)
     伝説の試合を見損なっちゃいましたね。

11位 1986年メキシコ大会決勝「アルゼンチンvs西ドイツ」(3-2)

     動画はこちら

     この試合はスペイン大会に続いて、2点リードされた状態からまたもルムメニゲの
     ゴールで追いつくというゲルマン魂が発揮されたゲーム。
     結局はアルゼンチンに3-2で負けてしまいましたが、この試合により
     あきらめないドイツのゲルマン魂が世界中のサッカーファンに焼きつけられた試合でした。

10位 1994年アメリカ大会決勝トーナメント1回戦「ルーマニアvsアルゼンチン」(3-2)

     動画はこちら

     この大会のダークホース、ルーマニアがハジを中心として演じた最高の試合です。
     ドミトレスク、イリエ、ベロデディチなど名手揃いのルーマニア
     ドーピングで欠場になったマラドーナ抜きのアルゼンチンを痛快に倒した試合として
     印象に残ってます。

9位 1990年イタリア大会決勝トーナメント1回戦「アルゼンチンvsブラジル」(1-0)

     動画はこちら

     僕はこの試合をミラノのジュゼッペ・メアッツァ・スタジアム駐車場のバスの中で
     運転手達と一緒に観ていました。
     そう、僕はこの日は「オランダvs西ドイツ」を観戦予定だったんです。
     もう、運転手のみんなブラジルが勝つと予想していました。
     バスガイドも”クアトロ、ゼーロ(4-0)”なんて言ってました。
     これだからサッカーはわからないし、やめられない。

8位 1982年スペイン大会決勝「西ドイツvsイタリア」(1-3)

     動画はこちら

     絶対的なブラジルを倒し、ロッシが完全復調したイタリアに対し、
     これまた歴史的なフランスとの死闘を勝ち抜いてきた西ドイツの戦い。
     カール・ハインツ・フェルスターとパオロ・ロッシとの駆け引き、
     それでも点と取ったロッシもさることながら
     この試合をもっとも有名にした2点目をとったあとの
     マルコ・タルデリの完全に喜びを超えた表情での歓喜の走りが
     サンチアゴ・ベルナベウでの夜を印象づけました。

7位 1982年スペイン大会2次リーグ「ブラジルvsアルゼンチン」(3-1)

     動画はこちら

     イタリアに敗れて後のないアルゼンチンに対し、絶好調のブラジルが
     アルゼンチンに引導を渡した試合。
     マラドーナの退場と最後のラモン・ディアスが一矢を報いた後のさりげなく髪を
     分けたところが印象的です。

6位 1982年スペイン大会2次リーグ「イタリアvsアルゼンチン」(2-1)

     動画はこちら

     この試合を決勝より上位にしたのは、まさかのイタリアの勝利という結果になったからです。
     このときの2次リーグでは前回優勝メンバーにマラドーナとディアスを加えたアルゼンチン
     と大会前の評判と1次リーグの戦い方からスペインの街で誰に聞いても優勝という
     呼び声の高いブラジルに挟まれたイタリアが、1次リーグを得点差のみでぎりぎり
     勝ち抜けてきたにもかかわらず、初戦でまさかの勝利。
     試合内容も観返せば観返すほど味が出てくる試合なんです。 
     パサレラの意地のゴールが印象に残ってます。    

5位 1996年メキシコ大会準々決勝「フランスvsブラジル」(1-1[PK])

     動画はこちら

     この試合は現地観戦3000試合を超えるサッカージャーナリストの後藤健生さんが
     No.1と称える試合。
     試合前の評判、雰囲気、試合内容、どれをとっても最高の試合であることは
     間違いのないエンターテイメントでした。
     ジーコプラティニがともにPKを外すというところもドラマがありましたね。

4位 1996年メキシコ大会準決勝「西ドイツvsフランス」(2-0)

     動画はこちら

     この試合は前回大会の準決勝と同カード。
     リベンジを誓ったプラティニとフランスはブラジルを倒し絶対のチーム力の状態。
     対する西ドイツはよれよれで何とか勝ちあがってきた状態。
     誰もがフランス有利の評判の中、
     西ドイツがまさかの完璧なゲームでリベンジを阻止しました。
     実はゲーム内容もピカイチなんです。この試合は(決勝よりいい試合だったんです)
     それにしても、この試合後、テレビ解説をしていいた岡野俊一郎さんの言葉が印象的でした。
     「これだからサッカーは面白いし、興味深いし、趣がありますねー」

3位 1994年アメリカ大会決勝トーナメント1回戦「イタリアvsナイジェリア」(2-1)

     動画はこちら

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     紺碧軍団アズーリファンタジスタロベルト・バッジョ”の真骨頂を示した試合です。
     敗退寸前の終了間際に起死回生の同点ゴール。
     まさにこの大会で瀕死の状態だったイタリアを救うゴールでした。
     ここからこの大会は完全にバッジョの大会になりました。
     優勝は逃しましたが決してロマーリオの大会とは思っていません。

2位 1982年スペイン大会準決勝「西ドイツvsフランス」(3-3[PK5-4])



     この試合を観た人は、必ずと言っていいほど歴史的な試合と語る伝説の試合です。
     怪我で欠場していたカール・ハインツ・ルムメニゲが延長でフランスにリードされてから登場し、
     反撃ののろしのゴールをあげて仲間を鼓舞するシーンはあまりにもカッコよくて痺れました。
     この大会からW杯で初めて採用されたPK戦で3人目で外したウリ・シュティーリケが
     顔を手で覆い泣き崩れるところを若いリトバルスキーが抱きかかえるシーンは
     世界中にリティファンを増やしましたね。

1位 1982年スペイン大会2次リーグ「イタリアvsブラジル」(3-2)



     この試合、夜中の生中継で観ていましたが、見終わった後も興奮で寝付けず、
     1日中頭痛がしていたのを覚えています。
     サッカーだけでなく全スポーツ観戦史上でもこれを超えるものは未だに出てきません。
     それぐらいこのときのブラジルをイタリアが破ったというのは驚くべき結果だったんです。
     ジーコソクラテスファルカン、トニーニュ・セレーゾと夢の中盤で固めたブラジル
     に対し、アントニョーニ、コンティ、タルデリ、シレア、カブリーニ、ジェンティーレなど
     これまたイタリアらしいカウンターでの攻防は忘れられない興奮を届けてくれました。


僕の場合はやっぱり’82スペイン大会の印象が強いですね。
誰に聞いてもブラジル絶対優勝のスペインの街の呼び声の中、
突如覚醒したパオロ・ロッシハットトリックでブラジルを倒した試合がNo.1です。