この間、方言と共通語の話題を記事にしたあと、おもしろそうだったので図書館で関連本を数冊借りて読んでいる。
いやはやこれがなかなか面白いのだ!
以前Yurinりんの記事の中で
「よろしかったでしょうか?」
と言ったことを上司に咎められたということが記憶にあったので、この言葉には咄嗟に反応してしまった!
「方言の日本地図」/真田信治
という本によれば、このことばは若い世代ほど聞いたことがあるという統計が出ているそうである。
だから、以前は一般的ではなかった言葉だそうです。
そして地域性を調べた調査結果では、北海道でとくに多かったそうです。
北海道では
「おばんでした」
「おばんでございました」
のように過去形を使うことによって丁寧になるそうです。
そういう調査結果から
「よろしかったでしょうか?」
は北海道語源である可能性が高いのではないかということです。
でも本来の言い方は
「よろしいでしょうか?」
なんですよね。
ファミレスの店員さんが
「ご注文のほう、以上でよろしかったでしょうか?」
って言うのを聞くことが東京でもありますが、
最初からこんな風に過去形で言うのは本来ならおかしいんでしょうけど、
慣れでしょうか?
それでも違和感ないです。
僕は個人的には言葉は生きているので、
これを上司が注意する必要はないと思います。