いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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W杯南米予選「ウルグアイvsアルゼンチン」


アルゼンチンのいないワールドカップとなるのでしょうか?

最近の南米予選の焦点はまさにこの1点に集約されていました。

なんといってもアルゼンチンの監督はあのマラドーナ

話題性に事欠くことは無く、マスコミも飛びつきやすい題材だったわけです。




実は僕、昔からサッカーではアンチ南米なんです。

アルゼンチンW杯の頃から、長髪のケンペスとかルーケ、タランティーニなどのような

選手が好きになれず、また、南米特有の”こすからい”振る舞いがあまり好きになれなかったんです。

”こすからい”という振る舞いにマリーシアという感覚ではなく、勝てば何でもよいというような

集団での抗議とか、アルゼンチンW杯でのペルー戦の試合時間操作などが好きになれなかったのです。


日本ではアルゼンチンも人気があるし、リオネル・メッシの人気もあって、

アルゼンチンのワールドカップ出場を願っていた人が大半でしょう。

しかし、僕は違ってました。

今の南米予選では準備期間もなく苦労しているものの、本大会になれば

選手のクオリティと過去2回の優勝というメンタリティもあり、

周到な準備をしてパワーアップしてくるはず。

もし、日本の上位進出とか、まぐれでも優勝を願うのであれば

アルゼンチンが敗退してエクアドルのような優勝未経験国が出てくる方がいいのです。





まず、日本人は名前に弱いから南米予選での南米の国のように

アルゼンチンといえども勇敢に立ち向かうことができないことが考えられます。

監督自ら戦う前からアルゼンチンを怖がることによって、

選手にもそれが伝わり、負けて元々のようなメンタリティで試合してしまうでしょう。


それじゃ、いつまで経っても上位進出などできっこないんですよ。

そういう心積もりで試合を楽しみにしていました。



終戦を前にして順位表は以下のようになっていました。

国名の右は勝ち点。4位までが本大会自動出場。5位が北中米とのプレーオフに回ります。

ブラジル 33

パラグアイ 33

チリ 30

アルゼンチン 25 (得失点差+2)
------------------------------
ウルグアイ 24 (得失点差+9)
------------------------------
エクアドル 23 (得失点差-3)

ベネズエラ 21

コロンビア 20

ボリビア 15

ペルー 10


終戦のカードは

ウルグアイvsアルゼンチン」

「チリvsエクアドル

もし、アルゼンチンがウルグアイに敗れて、エクアドルがチリに勝つと

4位:ウルグアイ 27

5位:エクアドル 26

6位:アルゼンチン 25


となってアルゼンチンの予選落ちが決まります。

アルゼンチンは引き分けさえすれば得失点差から考えても4位になって

出場を決めることができる状態でした。

この状態まできたのは、前節のペルー戦でロスタイムに勝ち越し点を入れたからです。


もし、引き分けていたらアルゼンチンの勝ち点は23で5位のままでした。

それと前節でウルグアイエクアドルに勝ったこともアルゼンチンに味方していました。




そして試合が始まったわけですが、南米の試合は日本の早朝に当たります。

スカパー!の放送は朝の6:50からでした。

出勤で家を出るのが、7:40ごろですから途中までしか観れません。

こういうときにはDVDで録画して帰宅後に観るんですが、

さすがにW杯常連国のアルゼンチンで日本でも注目度が高いですから、

KIOSKの夕刊の表紙とかインターネットの速報が出ますので、

帰宅するまではインターネットのサーチエンジンなどは厳禁、

帰宅時のKIOSKの方は観ないように細心の注意が必要になります。

ホント、アメリカ大陸でのスポーツイベントは時間が合わないんだよな。

ちなみにヨーロッパならば日本の深夜とか朝方なのでどうにか出勤前に観る事が出来ます。



そんな苦労をして昨夜、録画したものを見ました。

この日はドラマ不毛地帯も第一話でしたから録画しながらの再生です。

便利な時代になったものです。



試合の開催地はウルグアイ、モンデビデオのセンテナリオスタジアム。

第1回のワールドカップの決勝の舞台です。

ウルグアイのホームで宿敵アルゼンチンに勝てば本大会自動出場ですから

スタンドは燃えていました。



さて試合が始まりました。

試合開始当初は勝たないと自動出場がなくホームということもあって

ウルグアイが勢いよく攻め立てました。

しかし、アルゼンチンもなんとか失点せずに乗り切りました。

今のアルゼンチンはとにかく守備に問題があって、ゴール前で相手の選手を

フリーにしてしまうことが問題のようでした。

この試合でも何回かウルグアイのフリーシュートを許しましたが、

シュートミスにも助けられた感じです。

前半は0-0、途中からはアルゼンチンは引き分けでも良いことから

慎重になっていたようです。



後半が始まってしばらくすると、気になる「チリvsエクアドル」でチリが1点先行

したことが伝えられました。

チリは既に予選突破を決めていましたが、監督がアルゼンチン人のビエルサという

ことがアルゼンチンにとっては幸運でした。

そして、ウルグアイにイエロー2枚で退場者が出てしまいます。

その直後のFKのこぼれ球からアルゼンチンの1点が生まれました。

これでウルグアイが自動出場するためには1人少ない状況で2点を取る必要が出てきました。

しかし、エクアドルも負けているせいか、ウルグアイの攻撃に迫力なくタイムアップと


なってしまいました。

アルゼンチンワールドカップ出場決定!

アルゼンチンファンは喜んだことでしょう。



日本は12月の抽選会でアルゼンチンと当たる可能性があります。

もし当たっても、臆することなく戦って欲しいものです。

守備的でもかまわない、勝ち点を取ることです。