いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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日本サッカー偏差値52 これじゃ番狂わせも起こらない!




杉山茂樹さんはファン目線のサッカージャーナリストであり、

その独特の語り口はそれなりに読者を集めているようだ。



ただ、彼のその物言いと風貌のせいか?

アンチ派も結構多いようで、

「欧州かぶれの戦術マニア」

とか、いろいろ悪くいう輩もそれなりに見受けられるようだ。



じゃあ、僕はどうかというと、記事や本の内容はファン目線で書かれているので

それなりに面白く読ませてもらっている。

ただ、サッカーファンというものどうしても100%考え方が合うというものでもなく


目安で言えば70%ぐらいは同調できるかな?という感じである。



杉山氏も偏差値の付け方はあくあで主観によるものだと言っているので

何もそれがすべて正解だと言っているわけでもないのかな?

ただ、氏のブログにはサッカー記事には自信を持っているとのことだから

それはそれで主張があるのだと思うし、そうこうなくちゃ読む側にも

面白さが伝わってこない。



で、この「日本サッカー偏差値52」という本だけれど、

マスコミの評価のところでテレビ解説者がJリーグでの放送を解説するときには

及び腰なのに対して、ヨーロッパの試合では簡単に批判めいた解説をすることがあると

非難している。

実際、そういうことはあるような気がする。

ただ、そういう風に言うのならばマスコミ批判のところでは

漠然と日本のマスコミ批判をするのではなく

名指しでしないと、杉山氏も同じことをしているに他ならないと思う。

例えば、新聞であれば「日刊スポーツ」とか「東スポ」とか、

放送局であれば「TBS」とか「テレ朝」とか。

そして、もっと言うと、雑誌の「セルジオ越後氏のあのコラムの内容」とか

「西部健司氏の具体的なコラムの内容」とか

実際の雑誌名とか。

結局は杉山氏もサッカージャーナリストだからサッカー雑誌の批判などしてしまえば

その後使われなくなる恐れがある。

このことは、日本の解説者がJリーグの解説で及び腰になるのと変わりないのである。


こういうのはしょうがないんじゃないかな?

それぞれの立場ってものもあるしね。



ただ、野球はすごい。

テレビの解説者がいとも簡単に監督采配を批判したりしているもの。

この本の中で杉山氏がサッカー番組で日本に

プロ野球ニュース」のサッカー版番組を放送すればいいと提案している。

僕もこれには大賛成である。

いろんな解説者が喧々諤々の議論を戦わせるような番組があれば

日本のサッカーレベルがあがること間違いなしだと思う。


僕は批判ばかりではなく進歩したところも褒める必要はあると思うけど、

なかなかいい指摘も結構あるのである。


やっぱり、サッカー本は読んでで面白いなぁ!