家づくりする前に知っておかなければいけないこと

家づくりするときには、知っておかなければいけないことが多々あります。
知らないでいると無駄にお金を使ってしまうばかりか、
欠陥住宅や不健康住宅、詐欺にあってしまう場合も少なくありません。

僕は、今の家に引っ越す前ずいぶん前から家づくりの勉強をしてきました。
最初の頃は住宅展示場に行って家を見るだけで素敵な家だなと思いましたが、
今では、そういう住宅展示場にある家はほとんどいい家とは感じなくなりました。

それは、いろいろな住宅本を何十冊と読んだり、
工務店や設計事務所のオープンハウスを見に行ったり、
家づくりのサークルに入って、いろいろな講習を受けたりとか、
工務店の社長とか設計事務所の設計士との面談でいろいろな話しを聞いたりしたことや、
建材展に行ったり、サンプルを多数取り寄せたり、カタログ集めをしたり、
不動産に関しても土地や新築、中古住宅を何百も見たと思います。

それによって、不動産屋やハウスメーカー、工務店、設計事務所のいいところなどが大体把握できました。
やはり実際に建物を見て、中に入って体感したり、ビルダーや施主の話しを直接聞くことは
大変役に立ちました。
ただ、最初に知識を得るヒントを与えてくれるのがいわゆる住宅本でした。

以前の記事で紹介した
「ナチュラルハウスをつくろう」、「健康な住まいを手に入れる本」
「じっくり派のための家づくり講座」「外断熱が危ない」
あとは南雄三さんの本とか雑誌「チルチンびと」「住む」などです。

その他何十冊という本を読みましたが、殆どが自社の工法などの宣伝用に使った本が多く、
優良な本は意外と少ないのも事実です。

そして今回久々にいい本に巡り合いました。

「ハウスメーカーと官僚がダメにした日本の住宅／澤田升男（さわだますお）著」という本です。

ハウスメーカーと官僚がダメにした日本の住宅―日本の住宅の寿命26年、ヨーロッパは140年。その違いは!?
http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RShPd+mhL._SL160_.jpg

僕は、これまでの習得した知識がありましたので、ほとんど知っていることばかりでしたが、
家づくりをする上で最初に知っていなければならないことがちりばめられていて
ニュートラルな立場からいい家をたてるための知識を披露されています。

ただこの本で紹介されていた、業界の風雲児の著者がうなったという２つの工務店については
今まで知りませんでした。
それと、その２つの工務店を中心にした業者のネットワークも知りませんでしたから
それらは参考になりました。

これから家づくりをされる方はぜひ読んでみることをお勧めします。
（建てた方も参考までに読んでみると面白いですよ）

cf.「外断熱が危ない」の著者である西方里見さんが第二弾の本「最高の断熱・エコ住宅をつくる方法」を出版されたようです。
こちらも読んでみなければ( ^^) _U~~

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