いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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神風、葛西、渾身の大ジャンプ!

昨日は日曜日だったので、早朝から楽しみにしていたジャンプ・ラージヒルの中継を見た。


日本の葛西、高橋両選手はシード選手10名を除いた結果とはいえ、
予選では1位、2位のワンツーフィニッシュをしていた。
さらにこの予選の練習ジャンプでも葛西選手が
出場選手中で1番の距離を飛んでいるということでメダルへの期待が高まっていた。

こういう競技をすべての競技者の1人目から見ていると競技の流れがよくわかる。
ジャンプの場合、ジャンプ台に吹く風によってかなり有利、不利がある。
その辺の運、不運が勝負を分ける競技だ。


さて1本目、日本の若手2人が失速する中、葛西の番が回ってきた。
このとき前の選手との間に風の様子を見るための1分間の中断があった。
K点付近は向かい風となり、の中断が吉と出るはずだった。

しかし・・・

まさかの失敗ジャンプで中位に沈む。
このあと続く高橋選手あたりまでは同じように距離がでない。
どうやら、上空での微妙な追い風があるようだった。


そして、運命の2本目。
葛西選手のジャンプは135m。
渾身の大ジャンプとなった。
この時点でトップに立ち、その後、しばらくの間、
1本目のトップテンの選手が登場するまで
トップ選手が位置するゾーンでニコニコしながら立っていた。

さすがに、トップテンの選手が登場すると1本目との合計で争うために
どんどん抜かれて8位まで落ちてしまった。
しかし、2本目だけでは3位の成績。
返す返すも1本目が悔やまれる。
金メダルのアマン選手は別格だったものの
予選のときや1本目のようなジャンプであればメダルもあったのだ。


さて、明日はいよいよ団体戦
日本にもメダルのチャンスがある。

団体戦で思い出すのは、何といっても長野の思い出だ。
札幌オリンピックの70m級ジャンプの3本の日の丸とともに伝説的なあのシーン。
(下の映像は両方同時に再生させてお楽しみください)




長野の団体戦の1本目、79mというリレハンメルに続く大失敗ジャンプによって
窮地に立たされた原田選手が2本目にすべてを吹き払うスーパー大ジャンプを見せたあのシーンである。

僕は、長野五輪のときは、白馬に行って観戦した。
ノルディック複合での荻原兄弟の激走とジャンプラージヒル
そして、その夜、長野市内での大盛り上がりのラージヒルの表彰式を現場で観た。

ハラダ!フナキ!原田!船木!”のものすごい大合唱コール!

僕にとってはお金に代えられない懐かしい、心地いい記憶だ。

山下達郎さんのヘロンとともに思い出されるあのシーンをもう一度見たいものだ。

飛べ日の丸飛行隊。金色の空へ!