いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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日本の洗濯機はなぜお湯を使えないのか?

先日の記事の中で、日本の洗濯機ではお湯を使えないということに触れました。
 
ヨーロッパやアメリカ、韓国などのような国の洗濯機は当然のようにお湯を使う前提で作られているようです。
そして、そのような国から日本に来て日本の洗濯機に遭遇したときには、
 
「どうして日本の洗濯機にはお湯を使う機能がないのか?」
 
と疑問に思うとともに腹立たしく感じるそうです。
 
確かにお湯を使う方が洗浄力が上がります。
アメリカでは各家庭で洗濯機への給湯で当然のようにお湯が使えるようになっているそうです。
韓国の洗濯機などには”煮る”というモードが設定されていると聞きます。
ヨーロッパの洗濯機なども温度設定ができるようになっているようです。
 
ではなぜ?日本の洗濯機ではお湯が使えないのか?
世界で最も優れた家電商品を生み出している国だというのに・・・
 
いろいろ調べてわかってきました。
その謎は”水”にあるそうです。
 
ヨーロッパや、アメリカ、韓国などのような国の水道は硬水
日本の水道水は軟水ということに起因しているそうです。
 
硬水では洗剤を使ってもなかなか汚れが落ちにくいのに対して、
軟水では汚れが落ちやすいそうです。
使う洗剤も欧米や韓国では硬水用のものが、日本では軟水に適した洗剤が開発されているそうです。
 
日本では軟水に対して、それ用の洗剤で十分に汚れが落ちるからお湯を使う必要がないのだそうです。
メーカー側からするとお湯を使うことで洗濯物の「色落ち」「色移り」とか洗濯物がゴワゴワした感じに
なってユーザーからのクレームを恐れているということも言えるかもしれません。
 
一応、日本の洗濯機でも
「給湯でお湯を使う場合には40°以下で使ってください」
と取扱説明書に書いてある。
しかし、洗濯機自身で温度を設定して水を温めることのできる機種はない。
 
こういう状況でも、ワイシャツの襟とか水ではなかなか汚れが落ちない。
お湯を使うと比較的簡単に落ちるから、日本でもお湯を使いたい人は多いみたいだし、
うちもその中の1世帯である。
 
最近は洗濯機用混合栓とかも製品としてよく売っている。
しかし、通常仕様の建売住宅などではお湯を使えるようになはなっていないので
うちでもセルフリフォームでお湯を引くための配管を引き、サーモスタット付きの洗濯機用混合栓を付けた。
これによってかなり汚れが落ちやすくなったようだ。
 
日本の洗濯機メーカーもそろそろ温度設定してお湯を沸かせる洗濯機を発売してもいいのではないだろうか?