あと4時間ほどでパラグアイ戦が始まる。
今日は朝から駅近くで蒼い代表ユニフォームを着ている人をチラホラ見掛けた。
こういうのを見ると、今日が決戦の日だと思い起こさせてくれる。
8年前のトルコ戦のときは雨の宮城スタジアムにいた。
行きのシャトルバスに食物を入れたバッグを忘れてしまったこと。
(帰りに見つかりましたが)
バイロム社の不手際によりスタジアムに空席が多かったこと。
冷たい雨が降っていたこと。
ベスト16に入り何故だかトルコには勝つだろうという楽観ムードが漂っていたこと。
などが重なり、消化不良のような気の抜けたような感じで負けてしまった。
帰りは冷たい雨の中でバスの中に忘れたバッグを探しながらなかなか見つからず、ガランとした宮城スタジアムから最終のシャトルバスで利府駅に戻って遺失物届けを書いていたらバスの運転手さんが僕の荷物を持ってきてくれてホットしたことを覚えてます。
その後、シャトルバス乗り場からほとんど人のいなくなった利府駅に歩いているときに日本が負けたことが寂しくなりました。
そして利府駅の駅員さんと少し話しをしたことも覚えています。
それから仙台駅に戻るともう日本のサポーターたちはニコニコしながらいろんなレストランで楽しそうに食事していたように見えました。
食事が終わって仙台駅近くのホテルに戻ってテレビを付けてみると韓国代表があのイタリア代表と果敢に戦っている姿が映っていました。
そしてアン・ジョンファンのゴールデンゴール。
この後、日本が負けてしまったことの悔しさと寂しさが交錯したような妙な気分に襲われたことが印象に残っています。
あのとき、トルシエは
「決勝トーナメント進出はボーナスだ」
と言いました。
今回は目標は最初からベスト4と設定されています。
選手に満足感はないでしょう。
ここに来てベスト4宣言が利いてきているのです。
本田は「日本国民の前で優勝と言っている」
と言います。
遠藤は「やるからには俺はてっぺんを目指すよ」
と言ってました。
今日はまだまだ夢の途中。
今こそ大和魂を見せるとき。
その昔、クラマーさんから言われた
「君たちに大和魂はないのか?」
という言葉は今も生きています。
今日こそ
宮城スタジアムでのあの思いを払拭させてくれ!