いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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日本サッカーが見習うべきこと

スペインの戦い方を見ていて、思い出したことがありました。
2年前のEURO2008の決勝のことです。

あの試合は今朝と同じ「ドイツvsスペイン」というカードであり、
同じようにスペインが1点をリードして終盤を迎えていました。

日本のチームはいつもこういう場面でどたばたしてピンチの連続です。
現に1993年のドーハの悲劇を生みましたし、
4年前のドイツ大会のオーストラリア戦では力攻めに持ちこたえきれず
守備が崩壊しました。

じゃあ、スペインはどうだったかということです。
普通リードされているチームは終盤になってロングボールをゴール前に上げて
ヘディング勝負したいわけです。
そしてできるだけサイドからクロスを上げることが成功率を高めます。
中央からのロングボールは合わせるのが難しいからです。

2年前のEURO2008の決勝で、スペインはハーフウェイライン付近でもサイドに

蓋をしてそこからのクロスをドイツに上げさせませんでした。
そして、ドイツはボールを回さざるを得ず時間を浪費させられました。

今朝も同じよう光景が繰り広げられました。
ドイツはしょうがなくグラウンダーのパスをDF間で回す時間が多くなりました。
時間がないのだから中央からでも上げた方がいいと思うのですが、
どうしても時間をかけさせられていました。


このようなスペインのような終盤の守備戦術こそ日本が真似すべき戦い方だと
思います。
よく日本は体格的に大きいわけではないから、スペインやメキシコを見習うべき
と言われますが、パス回しのボールテクニックや試合の中での状況判断すべてに
おいてすぐに真似することはなかなかできないと思います。
ただ、試合終盤の逃げ切り方についてのスペースの埋め方については
スペインの方法を取り入れることは比較的簡単にできるでしょう。

この方法をすぐにでも取り入れて、半年後のアジアカップ、1年後のコパ・アメリカでは
リードしている試合で終盤に追いつかれることのないようにしてもらいたいものです。