いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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W杯が2018年ロシア、2022年カタールに決まった訳

もう、おとといの夜になってしまったが、ワールドカップの開催地決定の瞬間はテレビで見よう思っていた。
 
前日のフジテレビのすぽると
 
「明日の開催地決定はすぽるとの番組をやっている日本時間の0時です。明日の番組の中で中継でお伝えします」
 
と言っていたので、すぽるとを見ていた。しかし、発表が遅れていたので、スカパーでやっていないか確認したところ、特別番組をやっているではないか?
そこで、このフジテレビとスカパーの2番組同時録画をしながらときどきチャンネルを変えながら見ていた。
スカパーでは後藤健生さんと森島寛晃さんがゲストで来ていて、発表までにいろいろ開催地のことについて
語っていた。
 
その中で、司会の西岡アナが「発表前、最後に言っておきたいことはありますか?」と
後藤さんに聞いたときの後藤さんの答えが印象的だった。
 
「仮に日本に決まったとしたら、とにかく特別な強化をして優勝を目指して欲しいということです。
これまでのワールドカップでは過去に9ヶ国優勝国が出ていますけど、そのうちの5ヶ国は初優勝が地元
なんですよね。地元開催は初優勝の大きなチャンスなんです。U20ワールドカップなんかで事前に2大会連続で優勝しておいて本大会では本命の優勝候補として優勝して欲しいということです。2002年のときにはそれは無理でしたけど、今の状況なら十分に可能だと思います。
日本サッカー協会『2005年宣言』≪2050年までにもう一度日本でワールドカップを開催して、そこで日本が優勝する≫と言っているわけですからここで優勝して欲しいですね。」
 
日本の純粋なサッカーファンとして僕もまったく同意見だった。
 
そうこうしているうちにブラッター会長が出てきていよいよ発表のときとなった。
僕はこの時点からすぽるとの方で見ていたのだけれど、このおしゃべり好きのブラッターの前振りが長引き
なんとすぽるとの放送時間がもうないのだという。
ぎりぎりまで待ってみたものの、なんと発表直前に番組は終了してしまった。
そして他の地上波放送局で放送しているか確認してみたところどこもやっていなかったので
しょうがなくスカパーの現地生中継を見ていた。
これはスカパーと契約していない人は大ブーイングだろう。
フジテレビをこんなときは番組延長ぐらいしてくれればいいのに。
そんな状況でスカパーを見ていた。
 
先に2018年の発表があった。
ブラッター会長が封筒から開催地の書かれた紙を会場の客席の方に見せながら読み上げたのは
ロシア
その瞬間、ロシアの関係者が立ち上がり喜びを表現する。しかし、この間の2016年オリンピック開催地決定の瞬間のリオデジャネイロの喜びから比べるとかなり控えめだ。
そして舞台上に上がっても喜んでいるんだけれど喜び爆発というより喜びをかみしめているという感じだ。
舞台上にはあのチェルシーのオーナーでありロシアの石油王の大富豪であるアブラモビッチの顔も見えた。
彼の力はサッカー界でも大きなものを示してきただけに彼の存在は今回の招致成功とは無関係ではないだろう。
 
そしてついに2022年ワールドカップの発表の瞬間を迎えた。
ブラッターが取りだした紙には、JAPANではなく
だった。
僕はアメリカかオーストラリアじゃないかなと思っていたので以外だった。
 
サッカーマガジンの直前特集では2018年がロシア、2022年がカタールだった。
もしかしたらかなり有力であるいう情報があったのだろう。
 
ロシアとカタール
この2ヶ国に共通しているのは
・過去にワールドカップを開催したことがない。
・資金が潤沢
であるという点。しかし、FIFA視察団による立候補地の評価レポートは各開催年の候補地の中で最低だったそうだ。
やはり、たった22名の理事での投票なのだから理事への裏工作も含めたロビー活動が大きいのだろう。
 
とくかく日本に決まらなくて残念至極であるが、今回の招致活動は'02年大会の招致費用の約10分の1、東京五輪招致費用の約17分の1である9億円という低予算だったそうだ。(詳しくは[http://number.bunshun.jp/articles/-/69424 こちら])
確かに2002年のときの招致活動のときは我々サッカーファンでも感じるほどに招致活動は韓国との競争で鮮烈を極めていた。観戦チケット代に招致活動資金が上乗せされたりサッカー観戦会場でもかなりそういうアピールもあったし、雑誌やテレビで取り上げられる回数は今回の比ではなかったのだ。
これで日本に決まるのは奇跡だろうとも思っていた。
 
今回日本には最初の投票で3票、2回目の投票で2票が入ったそうだ。
小倉さんが1票持っているから、他にも日本に投票してくれた理事がいたということだ。
それはどこの国の理事なんだろう?
関係者は知っているかもしれないが興味は尽きない。
今後、サッカー雑誌などで明らかにされるかもしれない。
 
さて、今回の決定はどうなのだろうと考えてみる。
観戦する立場の僕らサッカーファンの目線からすれば、2018年はやはりイングランドが理想だったでしょう。
スタジアムは雰囲気があるし、インフラは整ってるし、観戦しながらの観光もばっちりできる国だからである。
僕もイギリスでの観光ではいい思い出があるだけにこれは残念だった。
 
しかし、考え方を変えてみると、行ったことのないロシアとかカタールという国を訪れるチャンスととらえることもできる。ロシアには有名観光地もあるのだから。
しかし、広大な国土は移動が大変だろう。それにカタールでの宿の確保は金額が安くできる可能性を感じない。
イングランドであればB&Bなどの安宿でもそれなりに安心して泊まれることはわかっているからやっぱりサッカーファンには辛い決定だったと思う。
この機会にシベリア鉄道にでも乗ってみるか?