いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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手紙…(2)

前回からの続きです。

読んだのは文庫本でしたから解説が付いていました。
井上夢人さんの解説でしたが、これがまたインパクトありました。

やはり、「重かった」という印象を述べられておられます。

そして、作中に出てくるイマジンの関連でオノ・ヨーコさんの取った行動を取り上げていました。

ジョンが暗殺されて1ヶ月後に新聞の意見広告で
「愛と信頼に基礎を置く社会を目指すべき」
という趣旨のコラムを掲載していたそうです。

しかし、数年後、ジョンを主役にしたドラマの主人公オーディションに合格した人の
本名が暗殺者と同じ名前だったというだけでヨーコはその起用を拒否したといいます。

言ってることとやってることが違うじゃんという井上さんの指摘は
ヨーコを批判しているものではなく、この「手紙」で東野さんが問いかけているものの
1例を示したかったのだろうと思います。

僕はこのように作品の解説を読むのが大好きで、
作品そのものの印象を強くしてくれるし、いろいろと考えさせてくれるものです。