いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

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なでしこJAPAN、ドイツの３連覇を阻み初の準決勝進出！

ワールドカップ
やりました！快挙です。なでしこJAPAN。
 
今朝、午前３時から起きて生中継を観ていた甲斐がありました。
 
ドイツはFIFAランク２位、ワールドカップ２連覇中で、しかも開催国として３連覇を目指していました。
しかも日本はこれまで過去のドイツとの対戦成績は７敗１分であり、１度も勝ったことのない相手でした。
 
しかし、この１分というのが直近の試合の結果であり、実力が近づいていたことは確かでしょう。
 
男子のワールドカップの場合、大会におけるいろいろな力が働き、開催国は圧倒的に有利であり、
どんな強豪国でも開催国とあたると簡単には勝てません。
そういう大会なのです。
この日の判定もややドイツ寄りのような気がしましたが、極端ではなかったため助かりました。
 
試合は終始押されぎみ、パスワークでは日本ですが、圧倒的な体格差とパワーでドイツ優勢になってしまいます。
ドイツのシュートミスにかなり助けられた感じはしましたが、それもDFのプレッシャーがあったからとも言えます。
 
後半、丸山選手と岩淵選手が入りましたが、岩淵選手はかなりマークされているようで、
ドリブルも２人がかりで止められていましたし、倒れても笛を吹いてもらえませんでした。
それに引き換え丸山選手はスピードもあり、唯一のチャンスメーカーに見えていました。
 
それにしても後半、日本がかなり足がとまり、終了間際はピンチの連続でした。
そして延長戦突入。
ＰＫ戦になればキーパーのいいドイツ有利だと思っていました。
しかし、日本はほとんど攻め手がないようでしたので、かなりきつい試合であることは間違いありませんでした。
 
それが、あの延長後半の一瞬の澤のラストパス。
それまで完璧に抑えていたドイツのＤＦが初めて裏を取られたというシーンでした。
しかし、角度はないし、正面に詰める選手も遅れておりう、うまく跳ね返りを隅にシュートを決める
ぐらいしか得点は見込めないと思っていたところ。
なんと、丸山選手が角度のないところからのシュートが直接ゴール。
これにはテレビを観ていて叫んでしまいましたね。
 
すごいゴールです！
あの時間帯はみんな疲れていてあそこまで走ってトップスピードで逆サイドに蹴るのは至難の業。
しかも、通常、あの位置からのシュートが入る場合はほとんどニアサイドの上を抜けるものです。
それが分かっているからドイツのＧＫはニアサイドに飛んでいました。
それが、みごとにボールはファーサイドネットにつきささりました。
普通はファーサイドを狙ったシュートは右足の内側でひっかける場合が多く、
そうした場合はカーブがかかってしまって左に逸れるものなんです。
ドイツのＧＫはそれがわかっているからこそニアサイドをケアしたんだと思います。
 
あの時間にあのコースにストレート系のゴロのシュートを打てるというのはかなりの足腰の強さが要求されます。
本当にスーパーゴールです。
 
そして、それからのドイツの猛攻。
実況はいつものように、「日本あぶない」の連続。
タイムアップの瞬間も僕は叫んでしまいましたね。
 
スコアはサッカーの試合で弱者が強者に勝つパターンで最も多い１－０。
勝つ可能性はほとんどないと試合中思ってましたが、
これだからサッカーはやめられません。
 
これで、なでしこＪＡＰＡＮはワールドカップ初のベスト４進出。
今回の目標はメダル獲得です。
 
ここで１９８２年スペインワールドカップで絶対的優勝候補で快進撃を続けていたブラジルを
イタリアが破ったときのイタリアの監督、ベアルゾット氏の言葉を思い出しましょう。
 
「ここからが長いのだ」