いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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野人伝/岡野 雅行著

以前、あの西部謙司もおもしろいと絶賛していた

岡野 雅行の「野人伝」を読んだ。

実は、1度、図書館で借りて部分的に読んでいたのだけれど、

完全には読まないまま返却したままになっていたのを、

今回、もう一度借りてきちんと最初から最後まで読んでみたのだ。

確かに、読みやすいし、面白い。

こういうスポーツノンフィクションものは実際にはゴーストライターの助けを得て書いているものと

思われるが、著者名にきちんと本人名義になっているので、

本人の責任において内容も精査されていると思われる。


岡野選手は小学校のときは足が遅かったこと。

高校はすごいヤンキー高に通ってたこと。

サッカーのエリートコースを歩んでいなかったにもかかわらず、

運もあるのか?ものすごい勢いでシンデレラストーリーでプロ入り、

日本代表入り、果ては日本悲願のワールドカップ初出場の扉を開くゴールデンゴール

決めるというところまで行ってしまった。


そういう人生の裏話などが書かれていて面白かった。

中でも、フランスワールドカップ最終予選のアウェーカザフスタンン戦で名波が交代

させられたあと、つかみかからんばかりの勢いで加茂監督に抗議したこと。

そのとき名波らに取り押さえられている瞬間にズバレフに同点ゴールを入れられて

そのあと加茂監督が更迭されたこと。

また、西部謙司さんも言っていたことだけれど、

あのジョホールバルで最後に交代で出たときの岡田監督の指示は戦術的なことは何もなく

ただ「入れてこい」の一言だけだったこと。

興味ある方は面白いので読んでみてください。