いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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私が殺した少女/原りょう:著

またまた、直木賞受賞作品を読んでみました。
この作品は『このミステリーがすごい』での第一位作品でもあるようです。

読んだ感想は、まあまあ良く出来ているかな?
という感じです。

最後の謎解きはやはりというか、
やっぱり予想の範疇からは外れてはいないのであまり驚くこともありませんでした。

ただ、前回読んだ『容疑者Xの献身に比べれば、途中でのサスペンス性があるためあまり飽きさせないところがいいところでした。

ただ、やけに煙草を吸うところの描写が多かったりするところは
煙草を吸わない僕からするとちょっと多すぎて辟易してしまいました。

インパクトがあった表現は
『世界で最も寿命が短い哺乳類である゛若い女性゛』
という下りです。

一言で「若い女性」というと、一般的にという何歳から何歳ぐらいか?
ということを考えてみると
おそらく、17、8歳ぐらいから26、7歳ぐらいでしょうか?
約10年間ですから哺乳類で考えるともっと寿命が短い生き物もいるかも知れません。

ただ、この表現で言いたいのはおそらくですが
その尊さなのだと思います。

この若い女性の期間は世間から最もチヤホヤされる期間であり、それを過ぎると見向きもされなくなります。
それは女性も百も承知なのでこの期間は大手を振って生きていますが、それは儚いものだということなのです。


これは実は容姿のことだけではないといところが、重要でそこのところが男性と女性での感じ方の違いだと思います。
どうしても女性は歳とともに中身までが変わってしまうのです。
男性が求める中身の若さを失ってしまうのです。
最近はお肌を若く保つことはいろいろな美容法から可能になってきましたが中身の若さを保つことにも感心が持たれてもいいのではないでしょうか?