服装を整える

『人の心に火をつける／松本育夫 著』
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を読み終えた。

いつもながら松本育夫さんのほとばしるような情熱を感じる本に仕上がっている。

この本の中には３ページ単位でいろいろな名言がクローズアップされている。

その中の一つが
『服装を整える』
だった。

長谷部誠本の『心を整える』ではないが、
松本氏のかつての恩師であるデットマール・クラマーさんのことを例にして表現した言葉だった。

クラマーさんは教え子の前に出るときは必ずヒゲをきれいに剃り服装を整えていたそうである。
ジェントルマンであり、服装はビシッと決まり、オーデコロンの香りを漂わせ、装いが乱れていたことは一度もなかったそうだ。

服装を整えることは指導者の力量に関係ないことはなく、案外重要なことなんだそうだ。
選手に気の緩みを悟られないことで、発せられる言葉の威力が違ってくるそうである。

クラマーさんは言葉遣いもしゃれていて毅然とした態度にユーモアを織り交ぜて話しが出来る人なんだそうだ。

心がおしゃれだからこういうことが出来るのだという。

服装と心のおしゃれは相関関係にあるそうでセットで身に付けておくことを勧めると本には書いてあった。

これが出来れば確かに人生がより豊かになりそうだ。