重松清の「その日のまえに」を昨日読み終わりました。
こちらの感想はじっくり書きたいので、その前に読んだ「眩暈」の復習をしておきたいと思います。
面白かったところ、無理があって笑うしかないところなど盛りだくさんです。
ネタバレありです。
・有害物質の解説がこれでもかというぐらいある、これで何も食べられない。外の道も歩けない。(^_^;)
・手記の最初の方は字が大き過ぎるだろー。あそこのページを電車の中で読んでいると恥ずかしかったぞ!
・みんなが言ってるけど、富子が襲われるシーン。あれは何を言いたかったのか?想像だけれど、女性心理を表現したかったのではないか?いやらしそうなオヤジは絶対イヤだけど美形ならば体を許してしまうという心のところをね。
・香織が発狂してしまうシーン。こういう描写は島田荘司作品にはよく出てくる。普通に考えればありえない変貌ぶり悪魔でも乗り移ったのか?
・喬子が幌別に里帰りして丸太で転んだときのつぶやき。転んだだけで数字を連呼するなんてありえないでしょ。それにこんなキーワードが幌別にあるなんてことを御手洗が予見してたことはもう何がなんだか?というおかしさ(*^^*)笑うしかない(^_^;)
・インドネシアで記憶喪失から目覚めて、幼少時から記憶を少しづつ取り戻していって手記を書いたことになってるけど、普通そんなに時間が経てば外にも何回も出てそこが湘南でないことぐらいはわかってるだろうに(^-^)/
・マンション4階のことは住人が気付くって!
・マンション住人の村松だっけ?飛び降りてしんじゃったの?あの人がエレベーターであの番号を押すような偶然は万に一つもないって!それと、ボタンを押したあとエレベーター内の床近くにあった4階のボタンってのはなんだったの?御手洗の検証時は出てこなかったぞ(-_-)
・東大の標本室の細かい描写は必要なのか?島田荘司氏はあれを見学したとき眩暈かしたからタイトルが「眩暈」になったんだろうなー。
「新日本紀行」だっけ?あの本でこのときの写真が載ってる。本当にショッキングだ。
・結局、体を切断したのは誰?
・最後の御手洗の淘汰に対する心遣いとはなんだったの?
さて、いろいろ楽しめた「眩暈」でしたか、遂に今日から「アトポス」を読み始めます。
またまた分厚いなぁ(-_-)