いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

Yahoo!ブログで書いていた「水平線の先にある夢」の続きをこちらで書いています。2018以前のコメント付き過去記事はFC2ブログにあります。https://w2002moni.blog.fc2.com/

「その日のまえに」・・・その日のあとで



ネタバレなので読んでいない人は見ないでくださいね。

その日が過ぎて3ヶ月ほど経ったある日の描写です。

ちょっとさわやかな感じもしてたんんですが・・・

最初は奥さんが亡くなっても届くダイレクトメールが焦点になっていて
今の時代はこういう風に人が亡くなってもどうしても立ちきれないものが残ってしまう
ことがあり、思い出してしまうように世の中が出来ているという説明なのかな?

そう思っているところへ、週末医療を担当した看護師さんからの突然の電話。
それは、生前にあずかった奥さんの手紙を渡したいという。

それで、職場近くの喫茶店で会って、その手紙を受け取るんですが、
その文面に書かれた言葉

忘れていいよ。

のひとこと。

かなりこれは僕にとってショッキングでした。
折しも悲しさから少し脱却しかかっている3ヶ月経過というタイミングで・・・
これはねー。

いろいろと書きなおしていたらしいですが、結論はこれ。
最後は体力もなくなって、残される人へのやさしさなんでしょうけど???

そのやさしさは伝わりますが、キツイ。
やっぱり、いろいろ子供たちへのことも書かかれていて
「忘れないでね」
と書かれた方が気分は楽になるような気がしました。

この本全体での印象は
潮騒
で子供のころいた場所を訪ねたところと
やはりその日のまえにの前日と当日の様子。
それと最後の「忘れていいよ」の言葉です。