いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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床下の断熱材、何を使う?

2年ぶりにサニタリーDIYの続編を書こうと思います。
(この機会に「サニタリーDIY」という書庫を作っちゃいました)

さて、前回はサニタリーDIYの行程計画を主に説明したところまででした。

根太の間から床下のコンクリートがむき出しになっている状態から断熱材を施工するところです。

その前に、断熱材の選定という難題が待ち構えています。
現代住宅での断熱材は実にさまざまな種類があり、その特性を含めて非常にその選定には非常に頭を悩まします。

種類の一覧は断熱材 早わかり表を見ているとその種類の多さがわかりますが、シックハウス対策とか環境負荷を考慮して、よりエコロジーにと完えると
ここに書いてあるように実にやっかいな問題があります。
施工性と価格も考慮しなければなりません。

断熱材については上のようなサイトだけではなく、”「外断熱」が危ない”という本がとても参考になりました。



建売業者のようにとにかく安くという場合はグラスウールになります。
しかし、安いグラスウールは施工時に皮膚に付いたり、吸い込んだりしたときの危険性もありますし、
施工後の垂れ下がりなどの対策、結露対策のための防湿層施工の完全性とかいろいろやっかいな問題があります。
建売業者はとにかく法律で決められているから断熱材を入れればいいという意識しかなく、
これではみすみす断熱材が結露して木部を腐食させてしまい家の寿命を縮めてしまいます。

今ではグラスウールも発癌性のリスクのレベルも下がり、しっかり施工すれば断熱性も数値的に悪くはありませんので使ってはいけないというほどではないようです。

リフォーム前は、ここのサニタリーの床下にはグラスウールが施工されていました。
それを注意して撤去したあと、建売業者と同じグラスウールを入れる気にはなれませんでした。

サニタリーと言えば湿気が多いところです。
よって、湿気に強いことが条件です。
そして、施工性を考えるとボード系がベターであると判断しました。

結果、選んだのは旭化成サニーライトでした。
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ポリエチレン系素材で有害性が低く、水分や湿気に強く、断熱性もいい。
ただ、少し高価でしたが、サニタリーは面積も狭いためそう負担になるような金額ではありませんでしたのでこれにしました。
(注:サニーライトは2013年3月末で販売を終了したとのことです)

ただ、これも断熱材や床下にサニタリーの水蒸気が入っていかないように防湿層は設けた方がよさそうです。