いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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14位 アラスカ マッキンレーなどの一面の雪山


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14位 アラスカ マッキンレーなどの一面の雪山

イメージ 1


     ここは、初めての海外旅行でヨーロッパ一周の出発地である
     スペインのマドリッドに向かう飛行機の中から見た風景です。
     
     当時は燃料がヨーロッパ直行ではもたなかったので日本を出た
     飛行機はアラスカのアンカレッジを経由する飛行機が一番早く
     ヨーロッパに行けるルートでした。
     
     初めての海外だというのに一人旅でパックツアーではないから大変でした。
     福岡空港で飛行機のチケットを受け取ることになっていましたが、
     その場所が出発カウンターから遠く離れた倉庫だっため、遅れそうになり
     何百メートルかを全力でダッシュしてやっと間に合ったのが最初の受難でした。
     
     その次の受難は福岡から成田へのフライトが出発の5時間も前に着いたので
     成田での案内がまったく出ていないことでした。
     一人不安で成田空港内で右往左往していて出発1、2時間前ぐらいにやっと案内版が出て
     ヨーロッパまでの往復チケットをもらうことができました。
     
     次の受難はJALの飛行機に乗ったあとでした。
     なんと荷物のクレームタッグが違う飛行機のものだったのです。
     調べてみると周りの人含めて5人が違う飛行機のクレームタッグでした。
     
     スチュワーデスにいろいろ話すも、わからないのでまずはアンカレッジに
     着いてから現地係員に言ってくれと言われ、アンカレッジでは
     次の飛行機に乗ってから乗務員に言ってくれと言われる始末でした。
     
     そんな不安を抱えたままの状態で見たのが、このアラスカの山々でした。
     ここを通る前にはすでにあの冒険家の植村直己さんがマッキンレーで
     消息を絶って何年か絶っていました。
     マッキンレーという山はそのとき知ったのです。
     
     アンカレッジ経由でのヨーロッパ渡航というのは昼、夜の感覚がわからなくなります。
     福岡を午前中に出て、成田に昼ごろ着いて、成田を夕方に出てすぐに暗くなり、
     その後アリューシャン列島の上空ではすぐに明るくなります。
     この時点で暗い時間が1、2時間しかないような感覚なのです。
     
     アンカレッジでは明るかったので空港でデッキに出て外気に接してみました。
     寒かったです。5分もたたないうちに屋内に引っ込んだと思います。
     
     それから、まずは次の給油地であるドイツのハンブルクに向かって飛び立ちました。
     ほどなくして荷物のことを乗務員に話していて、ついでにマッキンレーの上も
     飛ぶのか聞いていました。
     そしたら、マッキンレー上空で機内アナウンスで窓の外に見えるマッキンレーを
     案内してくれたんです。
     
     このアラスカの真っ白な山々を見た記憶は鮮明です。
     「あそこのどこかにまだ植村さんは眠ってるんのかな?」
     などと思いながら眺めていました。

     しばらくすると、飛行機は北極上空にさしかかるところでした。
     今となってはなかなか見ることのできない風景です。
    
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