いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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バイエルン、念願のビッグイヤー獲得!

今年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝は初のドイツ対決となった。





バイエルンと言えば、オリバー・カーンが2000年に勝ったときの顔は印象に残ってはいるものの
1999年の負けた時のマテウスの表情、去年の地元でのPK負け、3年前にも決勝で負けとなかなか決勝で勝てないイメージがある。

対するドルトムントのイメージは昨年まで香川真司が所属していたということもあるが
チャンピオンズリーグとして印象的なのは16年前の決勝で圧倒的に劣勢の予想の中
ジダン率いるユベントスに対してオットマー・ヒッツフェルト監督の見事な戦術で
3-1と優勝を勝ち取った試合である。
あの試合でヒッツフェルト監督にしびれたものだ。
その後、2010年にはスイスの代表監督としてスペインを破る前にはこういうイメージが
あったのでやはり監督力で試合の結果は違ってくるものだということを知らされたものだ。



試合前の予想は圧倒的バイエルンの有利というものであった。
それは、ドルトムントのゲームメーカー、マリオ・ゲッツェが怪我で出られない
ということもあったが、何といっても今年度のバイエルンの抜群の成績というのが
あったと思う。


しかし、サッカーはやってみないとわからない。
試合開始早々からドルトムントが攻勢に出た。
ロイスとレバンドフスキによくボールが回るし、
周囲のサポートも早い。



それに、抑えるのが難しいと思われたリベリーウカシュ・ピシュチェクが難なく抑えて
いたことだった。
シャルケ04の内田篤人が言うには
ロッベン・は左足しかないので結構抑えられるけどリベリーはなかなか難しい」
ということだった。
しかし、準決勝のバルセロナ戦でもロッベンは切れていたし、
この日も前半はほとんどの攻撃はロッベンのサイドからしか攻撃がなりたたないという
感じだった。


あと、ドルトムントフンメルスもなかなか効いているようであった。

それでも、、、だ。
バイエルンは失点しない。
結果的にはこの前半失点しなかったことが勝利につながったのだと思う。
デヴィッド・アラバなどなかなか強い守備をしていた。

後半になって、抑えられてたリベリーが3人の足の間からロッベンにパスを通して
それを見事に折り返してマンジュキッチが先制点を挙げる。
やはり、こういうところではリベリーロッベンかというところだ。

この得点でバイエルンかという雰囲気になったものの
冷静になってみると時間は十分に残っていた。
そうして、PKで追いつく。

これで、シルバー・コレクターとなっているバイエルンのメンバーは
”またか?”という嫌な雰囲気になったことだろう。

ところが、追いついたドルトムントは前半からのオーバーペースがたたり
動きがガクッと落ちてしまう。
延長になればわからなくなるが、バイエルンは後半終了間際に決めてしまえるか?
という雰囲気があった。

決勝点はまた、リベリーからロッベンへのヒールパスからだった。
リベリーが後ろに残したボールへのロッベンの反応の速さが生んだゴールだった。
よっぽど調子がいいのだろう。
前半のチャンスでは右サイドで左足が使えないか、使っても角度がなく
GKに止められていたが、このシーンではゴールやや左で左足を使えるシーン。
難なくGKの届かないコースへボールを流しこめた。


表彰式では、この日のための息子と練習していたという
ビッグイヤーを掲げるシーン。
注目して見ていたが、あっという間に後ろから来た
シュバイン・シュタイガーにカップを取られてしまった。


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それにしても決勝戦として珍しい攻撃的で面白い試合だった。
準決勝時点ではスペイン勢対決になると予想されたものの
ドイツ勢対決となり、この日の試合を見てもブンデスリーガ復権をアピールした。
ブンデスリーガはもともと欧州の一流リーグだったのだが
90年代にはイタリア勢、その後のプレミアリーグ、スペインに
主役を奪われていた感があった。
日本人選手も多く在籍するブンデスリーガがヨーロッパをけん引していく時代になるのだろうか?