いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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「日本vsイタリア」・・・いい試合の負けよりつまらなくても勝ち点3を

今朝の「日本vsイタリア」戦、日本は絶対に勝たなければいけない試合だった。
何より負ければ敗退が決定してしまうのだ。

日本はコンフェデレーションズカップに参加するのは、今はすでに強豪国と力試しをする時期ではない。
大会を勝ち抜くことが求められている。


グループリーグで考えれば3試合で2位以内に入ることをトータルで考えて戦うことである。
ブラジル戦ではディフェンシブに戦ってああいう試合になった。
あの作戦はあのコンディション、秋の0-4負け、アウェーということを考えれば作戦は良かったと思う。
たまたま、早い時間に先制点を取られたせいでああいう展開になっただけである。
まずかったのは、この試合のためのコンディションを整える意味でイラク戦で遠藤、長友、香川などの主力選手を出場させたことと、終了間際の3点目を吉田が緩慢なプレーで献上したことである。
リーグ戦なのだから0-2と0-3では天と地ほど違いがある失点だった。

そこで今日のイタリア戦だったが、最初のPKは誤審だと思うが、2-0とリードしたのだ。
まずは試合をここで殺して、前半は絶対に2-0のまま終わらせないといけない。
中盤でもいいからファイルをもらって時間を稼ぐなどのプレーをしなければいけない。
今朝、日本に試合前に行われたメキシコはそうやって自分たちのペースに持ち込んでいた。
日本は依然として試合のペースをコントロールすることができない。

この試合、一番悔やまれるのは実は同点に追いつかれる2失点目の吉田のプレーである。
吉田選手はもちろん高さが武器の選手ではあるが、よくああいうポカが出る。
日本はやっぱりセンターバックの層が薄い。

この日の日本はイタリアと撃ち合うことを作戦とした。
試合全体を見てもイタリアは中2日でコンディションが悪いのがわかった。
こういう試合で勝たなくていつ勝つんだ?


よく、ディフェンシブに戦って勝つぐらいなら、攻撃的に戦って負ける方がいいなどという人がいるけれどまったくそうは思わない。
確かに、こういう試合をするとサッカーファンを増やしたり、喜んだりする人は多いかもしれない。
しかし、いい試合の善戦はいらない。つまらなくてもいい勝ち点3が欲しいのだ。

そういう意味では今日のイタリア戦より昨秋のフランス戦の方がいいということだ。

この日、日本が勝つチャンスは3-3になった後の数分間にあったと思う。
長谷部のミドルシュート。ポストの跳ね返りの香川のバーをたたいたヘディング。
あそこで得点していればイタリアは反撃の力は残ってなかったと思う。

しかし、あそこで勝ちきれないのが今の日本である。

この日の選手の中では岡崎の出来が秀逸であった。
中盤でのプレス、ボールキープ、3点目のヘディングシュートなど彼のベストゲームではなかったか?

それと、救いは試合後の選手のコメントである。
いい試合をしたという満足感を漂わせる選手はおらず、
負けたことを真摯に反省するコメントが多いようだった。
岡崎のインタビューの受け答えはここでもよいものであった。