いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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「スペインvsイタリア」

準決勝第二試合は最近でもいいところであたっている印象のある
「スペインvsイタリア」でした。

イタリアはグループリグで8失点もしており、これは3試合連続としてはイタリア史上最悪な失点だということでした。

しかし、イタリアというチームはグループリーグでよれよれのときや
まったく期待されていないときほどいい成績を残してきた歴史があります。

イタリア人のメンタリティとしてグループリーグなどは突破さえできればいいという
リアリズムがあります。
いい試合をしたい。勝ちに行くといった日本人選手のメンタリティとは違い
とにかくグループリーグ突破をトータルで果たせればいいという戦い方をします。

よって、この試合もぜんぜんわからないと思っていました。
なんせワールドカップで過去4回も優勝している国なんです。
1994年にアメリカのパサデナで行われた決勝のPK戦でイタリアが勝っていれば
ブラジルに代わり5回の最多優勝国になっていたところです。
対するスペインは今強いとはいってもまだワールドカップ優勝は1回の新興国です。

しかし、ワールドカップは1回優勝するとそれまでの自信のなさがなくなり
勝者のメンタリティが備わります。
フランスがそうでしたし、いつもいいところで負けてしまう過去のスペインではないんです。

この試合は去年のEURO決勝の再戦であり、イタリアにとってはリベンジを果たす試合です。
バロテッリは怪我でいませんでしたが、イタリアが前半からいい形を作っていました。
それでも失点しないところが過去のスペインとは違います。

またもPK戦となってしまいました。
スペインが覚醒したのはEURO2008の準々決勝でイタリアにPK勝ちしたところから
始まりました。

見ているこちらはどちらを応援するか難しい状況でした。
今の時点でのブラジルvsスペインも見てみたいし、さすがイタリアというリベンジも見たい気がしました。
それにしても、ブッフォンが守るPK戦であそこまできちっと隅に全員が決めてきたスペインもさすがでした。


今のビッグトーナメントを勝ち抜くにはPKにも強くなくてはいけません。
PK戦は相手の研究など準備をきちんとやってる方が勝ちます。
ドイツがPK戦に強いのはそれなりの理由があります。

ドイツはヨーロッパ選手権でPK負けしたのが悔しかったのか、
その後は研究してワールドカップ、EUROのPK戦では負け知らずです。

日本は南アフリカワールドカップパラグアイ戦で負けましたが、
試合後のインタビューで川島選手のインタビューでは
相手の研究はしていなかったと言いました。
負けるだけの理由はあったんです。