花巻東、千葉選手のカット打法とサイン盗みがネット上で話題になっているそうです。
まずはカット打法について
「高校野球特別規則・17」 「バントとは、バットをスイングしないで、内野をゆるく転がるように意識的にミートした打球である。自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルするような、いわゆる“カット打法”は、そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある」
この規則の文章を見ると、”意識的にファウルするような”とある。
この規則の意図するところは、要するに“カット打法”で意識的にファウルを打って自分の好む投球を
待つことを禁止しようとしている。
この規則の意図するところは、要するに“カット打法”で意識的にファウルを打って自分の好む投球を
待つことを禁止しようとしている。
議論の対象は
1.高野連の準決勝の試合前に通達という措置はどうなの?ということ。
2.このルールに抵触したプレーをしている千葉選手の意図がどうなの?ということ。
3.このルール自体がどうなの?ということ。
1.高野連の準決勝の試合前に通達という措置はどうなの?ということ。
2.このルールに抵触したプレーをしている千葉選手の意図がどうなの?ということ。
3.このルール自体がどうなの?ということ。
大きく上の3つにわかれているようだ。
岡村隆さんが言及しているのはあくまで1であり、
「県予選や(甲子園での本大会の)1回戦、2回戦もよくて、準決勝でアカンって遅くないですか?」と疑問を投げかけた。
続けて、通常の打撃なのかバントなのかの判断は、その時の審判員が決めるルールになっていることにも触れ、「スリーバント失敗って見なすっていうね、主審が決めることなら、その時に主審が決めればいい」「審判が(準決勝で千葉選手のカット打法をバントと判断し)アウトって言い問題になりたくないから、その前に『ややこしいことになるから、やめたほうがよろしいで』って(花巻東へ)圧力かけたんちゃうか? 審判団が」「審判団はそれでいいの?」と痛烈に批判した。
「県予選や(甲子園での本大会の)1回戦、2回戦もよくて、準決勝でアカンって遅くないですか?」と疑問を投げかけた。
続けて、通常の打撃なのかバントなのかの判断は、その時の審判員が決めるルールになっていることにも触れ、「スリーバント失敗って見なすっていうね、主審が決めることなら、その時に主審が決めればいい」「審判が(準決勝で千葉選手のカット打法をバントと判断し)アウトって言い問題になりたくないから、その前に『ややこしいことになるから、やめたほうがよろしいで』って(花巻東へ)圧力かけたんちゃうか? 審判団が」「審判団はそれでいいの?」と痛烈に批判した。
これはもっともな意見である。
しかし、高野連の措置にもある程度は理解できる。
それは、そもそもこのようなルール自体を強く意識していた試合担当の審判がいたとは
考えにくく、地方予選と準々決勝までで問題にはされていない。
それが、準々決勝の鳴門戦で相手投手が投じた163球のうち41球を1人で稼いだこと、
出塁率8割、打率7割という結果を残して目立ってしまったことで高野連も気付いたのでは
ないだろうか?このルールがあることを。
それで、地方予選と準々決勝までの判定はさておき、今後もやると3バント失敗でアウトにするよ。
という警告を事前に通達したのだ。
それは、そもそもこのようなルール自体を強く意識していた試合担当の審判がいたとは
考えにくく、地方予選と準々決勝までで問題にはされていない。
それが、準々決勝の鳴門戦で相手投手が投じた163球のうち41球を1人で稼いだこと、
出塁率8割、打率7割という結果を残して目立ってしまったことで高野連も気付いたのでは
ないだろうか?このルールがあることを。
それで、地方予選と準々決勝までの判定はさておき、今後もやると3バント失敗でアウトにするよ。
という警告を事前に通達したのだ。
批判の趣旨は準決勝前の通達ということだが、
準々決勝までに審判がプレー中に適用できなかったことは
このルールの適用のあいまいさから考えてしょうがなかったかもしれない。
準々決勝までに審判がプレー中に適用できなかったことは
このルールの適用のあいまいさから考えてしょうがなかったかもしれない。
サッカーのルールでもルールの解釈と適用のあいまいさからその年のリーグ戦の開始前や
大会前などにその適用の範囲を明確にするために協会などから通達されることがある。
それに先んじてサッカーの世界ではFIFAが全世界でそういうルールの適用に関しての解釈
と適用を通達することがある。
(ちなみにサッカーのルールはFIFAが決めているのではなく国際サッカー評議会(IFAB)が決めている)
要するに新しい年のリーグとか大会前といったタイミングでの通達なのである。
大会前などにその適用の範囲を明確にするために協会などから通達されることがある。
それに先んじてサッカーの世界ではFIFAが全世界でそういうルールの適用に関しての解釈
と適用を通達することがある。
(ちなみにサッカーのルールはFIFAが決めているのではなく国際サッカー評議会(IFAB)が決めている)
要するに新しい年のリーグとか大会前といったタイミングでの通達なのである。
今回の高野連の通達はこれとは違って大会中の準決勝前であり
もし、仮に準決勝でも同じようにカット打法をして、
「高校野球特別規則・17」を適用して3バント失敗でアウトにしたら
それこそ、それ以前の対戦相手やそのファンは
「なんで自分たちの試合でアウトにしなかったのか?」
と問題になってしまう。
それを避けたかったのだろう。
もし、仮に準決勝でも同じようにカット打法をして、
「高校野球特別規則・17」を適用して3バント失敗でアウトにしたら
それこそ、それ以前の対戦相手やそのファンは
「なんで自分たちの試合でアウトにしなかったのか?」
と問題になってしまう。
それを避けたかったのだろう。
あくまで表向きは「大会途中でのルールの適用範囲を変えた」という事実を封印したかったということだろう。
しかし、この通達だけでもその事実を残したと受け取られているのである。
しかし、この通達だけでもその事実を残したと受け取られているのである。
やはり大会途中でのこの通達が良くなかった。
次回の大会までのどこかでルール適用の順守を大きくアピールするべきだったと思う。
次回の大会までのどこかでルール適用の順守を大きくアピールするべきだったと思う。
また、
2.このルールに抵触したプレーをしている千葉選手の意図がどうなの?ということ。
3.このルール自体がどうなの?ということ。
に関しての議論は今回の場合、まったく意味はないと思うので割愛する。
2.このルールに抵触したプレーをしている千葉選手の意図がどうなの?ということ。
3.このルール自体がどうなの?ということ。
に関しての議論は今回の場合、まったく意味はないと思うので割愛する。
千葉選手は、それ以外でサイン盗みについて審判から試合中に注意されている。
こういう行為がカット打法に関しての意見でも大論争を生んでいることが背景にある。
千葉選手や花巻東に対して気分を害している人がこぞって批判しているのだ。
こういう行為がカット打法に関しての意見でも大論争を生んでいることが背景にある。
千葉選手や花巻東に対して気分を害している人がこぞって批判しているのだ。
この行為はルールでも禁止されているから、注意されるのは当然だろう。