いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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勝負は時の運!

今日の早朝は最も金メダルに近いと目された女子ジャンプの高梨沙羅
ハーフパイプで王者ショーン・ホワイトを倒す一番手と目された平野歩夢の登場とあって
最も期待した日であった。

夕方のハーフパイプの予選での平野歩夢を見て、これは金メダルも狙えることがわかった。

そして、夜中の2:30ごろ起きて、テレビを2画面にしてハーフパイプと女子ジャンプの両方を
ライブで観戦していた。

スノーボード競技は過去にもW杯総合優勝とかそれなりに実績のある選手が出場しても
オリンピックでは失敗してメダルを取れていなかったし、
ジャンプやノルディック複合などはジャンプ時の風の影響で勝負は時の運だということもわかってはいた。
だから、両方の競技とも日本がメダルなしとうことも覚悟はしていた。

さきにハーフパイプの決勝の方の進行が早く、平野歩夢が1回目トップの成績。
ショーン・ホワイトも失敗することもあるのだ。

その後、女子ジャンプの高梨沙羅
1回目は3位。なんとも言えない順位である。
前の選手では向かい風だったのが、高梨沙羅選手のときは追い風。
得点に計上されるとはいえ、それより飛距離への影響が強いらしいから運が悪かった。
高梨沙羅選手は今季のW杯では13戦中10回優勝、2位が2回、3位が1回とすべて表彰台に乗っておりメダルということに関して言えば100%。金メダルも80%ぐらいの確率だと思っていた。
しかし、勝負ごとに絶対はない。
3位からの逆転をするには、大ジャンプが必要だから結構難しい位置になったと思ったものだ。

そして、ハープパイプの2回目。
ほとんどの選手が途中で失敗する中、スイスの選手が最後まで失敗せずにランディング。
いろんなものを投げつけて喜びを爆発させる。
これが得点に影響したのか?94点台の高得点。
これでは平野歩夢選手でも金メダルを狙うのは難しい。
1回目の得点でも2位に落ちてしまった。
2回目のショーン・ホワイトの高得点を考えると銅メダルが精いっぱいだ。

そして、平岡選手の2回目。
これが大成功!
なんと平野歩夢選手を抜いて2位に躍進!
この時点で残り平野歩夢選手とショーン・ホワイトなので日本のスノーボード初のメダルが決定!
あとは人数と色。

その直後、今度は平野歩夢選手の演技。
失敗がなく、トップに出るかどうかだったが、残念ながら2位。
これでショーン・ホワイトの結果待ち。
高得点を出せば日本人メダリストは1名になってしまう。
しかし、さすがのショーン・ホワイトも若干の失敗があり90点代。
これで日本人2名のメダルが決定!

すかさず、テレビを女子ジャンプの1画面に切り替え。
さすがに金メダルは難しいと思ったが、何とかメダルは取ってほしいと願いながらの
2回目。
しかし、2回目も大ジャンプはできず、着地した時点で2位に。
その後、飛んだ選手に抜かれて4位でまさかのメダルを逃すという結果になった。

朝の番組で船木さんが高梨選手のときが全選手の中で最も条件が悪いタイミングだったと
語っていた。風での影響は加点より飛距離が大きいそうだ。

W杯の通算勝利数は荻原健司と並ぶ同一競技の中では絶対的な第一人者でも
オリンピックで金メダルを取れる保証はない。
特に自然の中で行うスポーツで偶然の運にも左右される競技。
荻原健司と同じく絶対王者がメダルと逃す結果となった。

かつて、スピードスケート回で絶対王者だったダン・ジャンセンも
同じようにずっとオリンピックでだけ金メダルが取れずにまさかの失敗、失速で不運の選手と
言われていた。
その、ダン・ジャンセンが最後の五輪で500mでもつまずいて失敗し、
最後の種目の1000mで渾身の滑りを見せて金メダル。
応援している家族の歓喜の顔と、ダン・ジャンセンが表彰台で金メダルを取ったときの
表情が忘れられない。

悔しさをためた方が、喜びは大きいのだ。
長野の原田選手も同様である。

今回、上村愛子のメダル、葛西選手の金メダルにその再現を願っていたが・・・・
葛西選手のラージヒルに期待したい。

今日はノルディック複合の渡部選手だ。ぜひとも金メダルを取ってほしい。