いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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遅ればせながら愛川欽也さんについて

悲報から1週間ぐらい経ってしまいましたが、愛川欽也さんが亡くなったというニュースがありました。
自分も年齢を重ねるごとに長く見てきた有名人などの悲報などが目につくようになりました。

いつの時代も同じなのでしょうけど、自分がずっと見てきた人たちの悲報というのは時代を感じるし、
自分も歳を取ったものだと感じます。


その愛川欽也さんですが、我々の世代で最も印象的だったのは
『なるほど・ザ・ワールド』
でしょう。

その『なるほど・ザ・ワールド』は始まった当時、
まだ日本人が海外旅行が高嶺の花だった時代で海外旅行に気軽に行ける人は少なかった時代でしたので海外からの情報が新鮮でした。

一応クイズ形式なのですが、パートナの楠田枝里子さんが色を添え、
愛川欽也さんのトークでなかなか気持ちのいい番組でした。
この番組にはさまざまな曲がエンディングテーマとして使われたのですが、
それらの曲の中に松田聖子
『妖精たちのTEA PARTY』
という僕の大好きな曲が使われていました。
Wikipediaには「旅立ちはフリージア」とありますが間違いです

この曲はシングル曲ではなく、1987年11月にリリースされた
というベストアルバムの2曲目に収録された隠れた名曲なのです。
これはベストアルバムとは言っても、「Today's Avenue Side」として新録音の4曲が収録されていましたが、その中の1曲ということです。

ジャケットは当時流行っていたWINKを意識していたのかもしれませんね。

この1987年という年は彼女が結婚して子供を産んだ翌年というタイミングでした。
よって、妖精というのは幼児のことを指しているものと思われます。

この頃はまだ人気は落ちていませんでしたが、結婚したこともあり、人気もひと段落していました。
それでもまだ、アイドルとしてキャンディボイスで歌っていました。

この後、アメリカ進出を意識して次のアルバムからは発声から変えて録音したようです。
でも、日本的アイドルとして上手く歌うことが必ずしも売れることにはつながりません。
アメリカ人に発声を教わってもアメリカでは通用するかもしれませんが、
日本的アイドルとして通用しないのです。
ただ、年齢的にもそろそろ変化していかなければいけない頃だったと思いますから、
仕方がなかったのかもしれません。

尾崎亜美さんの「天使のウィンク」、「ボーイの季節」と続くこのピークの時期の次のころです。

よって、あのキャンディボイスのアイドルとしてファンに夢を見せる最後の曲だったかもしれません。
この曲を聴くほどにそのキャンディボイスを意識して歌詞に乗せた声はこの曲がピークだと思わせます。

この曲の良さは何といってもアレンジです。
イントロが歌詞にマッチしていてとてもいい感じなのです。
僕は曲は歌詞よりもメロディ重視ですが、イントロはかなり大きなウエイトを占めています。

歌詞についてもいろいろ語りたいのですが、長くなるし、
この曲はランキングでも今後紹介されることになるので
そのときにしましょう。