いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』

今年2回目の劇場での映画鑑賞をしました。

先週の中頃、連れ合いが、
封切られたばかりの島田荘司作品の初映画化作品である
が何らかの映画ランキングで封切られたばかりなのに12位だったという。
それで、島田荘司ファンとしてこれはほおっておけない事態ということで
週末にでも二人で見に行こうということだった。
土曜日のレイトショーの予定でしたが、連れ合いはあいにく都合上行けなくなり、
一人ででも行ってくればということで、前回同様土曜日のレイトショー8:45~を見に行った。

同じ劇場だったが、この劇場は全部で12の映画を同時に放映しているのだが、
前回のローカル路線バス乗り継ぎの旅では300人以上入るところだったのに
『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』は107人というこの劇場でもっとも小さい部屋での放映だった。
レイトショーなので1300円で見れるし、駐車場も最も近いところを利用できるし、
座席もガラガラなので楽に見れる。

今回、直前にネット予約したときは1座席だけしか埋まっていなかったので、
大丈夫か?という感じだった。
自分で2座席しか予約がないということなのだ。
それで行ってみると、客はたったの5名だった。
まあ、ガラガラなので気楽に見れるのはよい。

それで、映画の内容なのだけれど、予想したとおり、良くなかった。
まず、ドラマでミタライ役を演じた玉木宏が今回も演じたわけであるが、
どうしても僕の御手洗潔のイメージではないのだ。
他の役者ならだれが適任か考えてもなかなか適役が見つからない。
それと、石岡君が電話の声だけで出てくるが、あの軽さはいただけない。

島田荘司作品は雰囲気とか細かい描写があるが、やはり時間に限りのある映画では
そこのところを表現できていない。
原作のストーリーは悪くないかもしれないが、
脚本が悪いのか?どうも流れもよくなく、中だるみというか引き込まれるところがない時間帯が多く
内容が複雑でレイトショーということもあり、眠くなるシーンが多かった。
最後もどうも2時間ドラマような印象で終わったようで、島田荘司ファンでない人が
のちにテレビ放送時でも見たときにどう感じるかと思うと残念でならない。

よかったのは、広瀬アリスの演技じゃなかったろうか?

僕は島田作品ではミタライものより吉敷ものの方が好きだ。
テレビドラマでは過去には鹿賀丈史さんが演じたが、
今なら西島秀俊さんが演じれば、結構イメージに近い吉敷を演じてくれるんじゃないかと思うので
どれかの作品を映画でもテレビドラマでもいいから制作してほしい。