いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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9位 北極 一面の氷の世界(6)



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9位 北極 一面の氷の世界


 
     (前回)からのつづきです。

     ホテルはまあまあだった。
     5人で夕方ロビーで待ち合わせることにして、といっても別行動する気もしなかったので
     みんなでプラド美術館に行くことにした。
     そこでまたカルチャーショックを受けた。
     地下鉄の駅に行くと、母娘のゾンビのような目をしたもの乞いが
     歩いてきてお金を入れてほしいトレーのような容器を震わせながら歩いてきた。
     その目を見てゾッとした。
     
     さすがに日本でこのような目をした人間は見たことがない。
     とんでもないところに来てしまったと思った。
     なんて日本が平和で暮らしやすいところだということがわかった。
     
     それから、プラド美術館ではヨーロッパの美術館の大きさにびっくりした。
     ピカソ館はクライマックスで、ゲルニカの大きさには圧倒された。
     そこで買ったゲルニカのキーホルダーはとてもお気に入りで
     しばらく皮のショルダーバッグに付けてさまになった。


     
     食事するところも衛生的とは言えず、大きなスーパーでも変な臭いがして
     とても落ち着かなかった。
     
     夜になって、5人で空港に向かった。
     着いてから案内所に行ってみると5人分の荷物が置かれてあった。
     もうこのときのほっとした気持ちは今でも忘れない。
     1か月のヨーロッパ旅行の着替えとか大事な荷物がすべて入っているのだ。
     これでなんとか旅を続けられると思った。
     
     こういうハプニングことドラマ「ライスカレー」で見たような旅の醍醐味だと思った。
     まさに着いた日にこういう感覚になること自体が同じような展開だと思ったのだ。
     
     これから先の旅のつづきはこちらで書いていますのでお暇な方は見てください。

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