2016-10-15 セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴/島田荘司 ミステリ セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴/島田荘司 御手洗ものの作品で事件は占星術殺人事件の直後という昔の設定の作品。 この作品を書いた頃はロシア幽霊軍艦事件を読んでもわかるように島田荘司氏がロシアのロマノフ王朝に興味を持っていた時代で、かなり無理のある設定。 まあ、こちらがそういう詮索をしなければ自然に読めるのだろうが。 内容はそんなに奇想天外でも、トリッキーでもなく、御手洗ものだから、あまり旅情など心理面での面白さもあまりない。 心に残る作品ではない。星3つ。 小説ファン・ブック 島田荘司「御手洗潔シリーズ」 島田荘司のミステリー教室