前半は今回のバスケットボールの組織改変のこと。
後半は過去の川淵本でも書かれていたサッカーに関連する内容。
そういう構成で書かれている。
バスケットボールに関する前半部分を読んでみると、
日本のバスケットボール界がどうしょうもないような閉塞状態にあったことがわかる。
内部の人間ではなかなか動かし難い状況であったところに、
バスケットボール以外のところから来た人間が携わった事が奏功したと思われる。
やはり時代の運はあっもののJリーグを成功に導いた功績と名声は川淵氏にとって何よりの後ろ楯になっている。
リーダー論などより、単純に日本のスポーツ界がどうなっていくのか?
どうすればよいのかというところに興味がある。
本に付いた帯にサラリーマン必読の書などと書かれているが、そんな理由で読もうとは思っていない。
あくまでスポーツ関係の本としての興味で読むのである。