2016-10-29 哀しい予感/吉本ばなな 読書 哀しい予感/吉本ばなな http://item.shopping.c.yimg.jp/i/i/bookfan_bk-4344408950 物語の中で位置的移動があったことが読みやすさにつながった。 やはり女流作家の作品と感じる。 育てられた両親が実は育ての親だったこと。 おばが実の姉だったこと。 そういう内容が吉本ばなな作品風と感じる。 主人公が不思議な能力があるという設定はどういう意味かわからなかった。 出てくる男の子がいつの作品も同じようなイメージで、やはり女側から見た男という感じしか受けない。 それでも、軽井沢に行くシーンや青森に行くシーンなどがあり、眠くなる展開を避けられたのは良かったと思う。