そして、最近知ったことですが、両替事情もかなり変化しているようです。
昔は海外旅行の両替の定番といえばトラベラーズチェックだったのですが、
国際キャッシュカードやクレジットカードの普及で徐々に取扱が減少していたようで、
2014年3月に日本国内での販売を終了してしまったようです。
昔、自分が初めて海外旅行した頃は、両替と言えば、トラベラーズチェックが第一選択肢でした。
それは現金から現金への両替をするよりも、交換率がよく、手数料も安く、さらに紛失、盗難時にも保障されることがその理由でした。
そういう状況の中、「地球の歩き方」の両替の説明でもトラベラーズチェックでの両替を前提に記述されており、
渡航する都市ではどの場所のどの銀行で両替すれば交換率がいいとか、手数料が安いとかの情報がクチコミがちりばめられていました。
旅行するときにも、両替をお得にすることがバックパッカー同士でのゲームのようになっていました。
実際、現地に行ってトラベラーズチェックを両替すると、現地通貨のトラベラーズチェックだと額面通りの現金をもらえて手数料なしというところもありましたし、ドルのトラベラーズチェックでも手数料なしというところもありました。
これは両替する場所を選ぶことが重要でした。
どこの会社のトラベラーズチェックを買うか?
⇒基本的にはアメリカンエクスプレスのドルが安定していると言われましたが、1990年にイタリアに行ったときにはイタリアの銀行のリラのトラベラーズチェックを東京駅の近くで購入して行ったりしていました。
どこで両替するか?
⇒これも重要で、一般的に空港やホテルで両替するのは最も損なのです。これは今も昔も変わっていません。
海外で両替するなら街中の銀行が最も有利ですし、両替所はややレートも悪く、手数料も高めです。
そういう両替事情だったのですが、今はどうなっているのか調べてみました。
結論から書きます。
有利な順に以下となります。
1.クレジットカード払いにする。
2.クレジットカードで現地でキャッシングする。
3.FXの口座で両替する。
4.国際キャッシュカード
5.日本の金券屋(大黒屋など)で両替する。(ユーロ、ポンド、ドルの場合)
6.現地で現金を両替する。
間違っても、空港などで現金両替してはいけません。
手数料がバカ高いからです。
下手をするとここで1、2万円の差が出ます。
普段、銀行のATM手数料105円を払いたくない人がここをおろそかにしていては話しになりません。
クレジットカードでのキャッシングは交換率がよく、返済までの金利も1か月ほどなら2.7%ぐらいですから
ATM手数料100円~300円払っても現金両替などよりかなり安くなるようです。
さらにクレジットカードのキャッシングも国によってどのATMを使えば手数料が安いか違いますので、
事前に調べていくといいでしょう。
それとクレジットカードの還元率です。
マイルを溜めることを考慮すると、2.7%のエクストリームカード。
単純な還元率なら2%還元にリクルートカードプラスでしょう。
FXの両替といいうのは手数料が銀行などより1/20と安いので10万円両替したときには
銀行などでは3500円ぐらいですが、FXだと180円ほどとなります。
さらにこれに交換率も重なってきますから、1、2万円などあっというまに差が付くのです。
これだけ差があったら、お土産たくさん買えますね。