昨日の深夜、高校サッカーの決勝「鹿児島実業vs野洲」を観た。
1日遅れでDVD録画してあった上記の試合を観た。
これまでの戦いを観て鹿実有利と思っていたが、野洲が先制したことで
おもしろい試合になった。
結果は野洲が延長戦で勝ったが、鹿実にも決定的なチャンスがあり
どちらが勝ってもおかしくない内容だったと思う。
それにしても、いつものことだが、鹿実や国見の選手はよく走る。
走力の鹿実vs技術の野洲のような持ち上げ方だったが、鹿実の選手に
技術がなかったとは思わない。鹿実や国見は技術にプラスして体力を
つけることで安定して毎年上位に進出している。
それでも、一緒に観ていた5歳の息子が
「高校サッカーは走ってばかりでつまんない」
と言っていた。確かにこの年代ではDFが相手のプレスをかわすという
プレーよりも安全第一にクリアが多い。これにはいろいろなことが関係
していると思う。
まず、高校サッカーの大会がほとんどトーナメントとなっているため
安全第一を選択すること。
そして、幼稚園、小学校、中学校でも勝利優先のためDFが安全第一の
プレーを選択するクセがついてしまっていること。
当然、このようなことは日本サッカー協会は気づいていて、各年代でリーグ戦を
増やすなどの対策と、年代別の指導指針、指導者教育を行っている。
しかし、高校サッカーのように地域、高校によってスタイルが違うというのは
それはそれでいいのではないかと思ったりもする。
この10年間の高校選手権は千葉と九州勢のみで優勝を独占していたのだが、
関西勢の32年ぶりの優勝はいいことなのではないかと思う。
それでも、また来年は九州勢が上位を占めるのではないかと思っている。