いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

Yahoo!ブログで書いていた「水平線の先にある夢」の続きをこちらで書いています。2018以前のコメント付き過去記事はFC2ブログにあります。https://w2002moni.blog.fc2.com/

ミステリ

セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴/島田荘司

セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴/島田荘司 御手洗ものの作品で事件は占星術殺人事件の直後という昔の設定の作品。 この作品を書いた頃はロシア幽霊軍艦事件を読んでもわかるように島田荘司氏がロシアのロマノフ王朝に興味を持っていた時代で、かなり…

『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』

今年2回目の劇場での映画鑑賞をしました。 先週の中頃、連れ合いが、 封切られたばかりの島田荘司作品の初映画化作品である 『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』 が何らかの映画ランキングで封切られたばかりなのに12位だったという。 それで、島…

今、里美ちゃんを演じるなら誰がお似合い?

里美ちゃんの魅力は若さと明るさ、キュートな顔立ちと茶目っ気溢れる愛嬌などでもう男の理想の彼女という感じである。 じゃあ、今、彼女の役を女優にやらせたら誰がお似合いだろうか? 自分だけの勝手な妄想だけれど、楽しく考えてみた。 今、合コンに来てほ…

やっぱ、里美ちゃんでしょ💕🎵🎵

私の最も恐れるものは、里美に恋人が出来たというニュースである。「大ニュース」という言葉と、嬉しくてたまらないような彼女の弾んだ声を聞き、真っ先に連想したものはそれだった。 私にとってそれは世界が終わるようなニュースであり、暗い資料整理と、陰…

涙流れるままに(下)読了

2か月かかってやっと読み終えた。 人間ドックの待ち時間にでも読もうと本を持ちながらの検査となった。 検査が終わって安堵して昼食を食べたあと、熱心に読みふけっていた。 帰宅してからも続けて読んで読み終えた。 やっぱり最後の方はいつも読み進むのが…

涙流れるままに〈上〉読了

島田荘司の『涙流れるままに〈上〉』 を1ヶ月以上かかってやっと読み終えた。 まだ半分だけどそれなりに充実感がある。 島田荘司作品は大きく分けて御手洗シリーズと吉敷シリーズに別れている。 御手洗シリーズの方が人気があるらしいが、 僕はトラベルミス…

十角館の殺人/綾辻行人:著

遅まきながら島田荘司の弟子たちの新本格ミステリー作家の作品を初めて読んだ。 十角館の殺人〈新装改訂版〉 綾辻行人/著 http://img.7netshopping.jp/bks/images/i8/31950979.JPG 先ずは、師匠の島田荘司を島田潔という名前で登場させていること、 それが…

龍臥亭事件読み終えました。

合計1000ページぐらいあった龍臥亭事件、やっと読み終えました。 最後に島田作品を長く読んでいる人しかわからない驚きがありました。 本格ミステリー論を展開していた頃の作品なのでかなりそのことを意識していたと感じさせる内容でした。 読んでない人はこ…

龍臥亭事件(上)読み終えた!

500ページ超あった 「龍臥亭事件(上) / 島田荘司著」 を読み終えた。 読み終えたと言ってもまだ下巻が残っており、やっと半分だ。 今回は「水晶のピラミッド」や「アトポス」のように本線の事件とは直接関係のない長い描写がないためここちよく読めてい…

犬吠里美登場!

またまた、島田荘司の作品を読み始めた。アトポスの次は 龍臥亭事件 である。 これまた、超長編作品である。 最初、図書館で予約して借りてみたら辞書より分厚いものが出てきて、さすがにこれでは通勤の行き帰りで読むのは大変だと思い文庫版を借りなおした…

アトポスと松崎レオナ

島田荘司の本格超長編ミステリー 「アトポス」 を2か月半かかってやとこさ読み終えた。 この作品、とても分厚く、1000ページ弱ある。 島田荘司が本格ミステリー論を意識し始めてから 「暗闇坂の人喰いの木」 「水晶のピラミッド」 「眩暈」 と3部続け…

エリザベート・バートリ

女性というものはいつの時代も自分の美しさを保つ為に腐心するもの。 それを見事な史実を使った歴史小説かとみまがう展開で表現しようとした島田荘司氏に拍手です!\(^o^)/ まだ「アトポス」の前半を読んでいますが、 登場したエリザベート・バートリ伯爵…

アトポス

島田荘司氏の「アトポス」を読み始めました。 またまた900ページもある。(-_-) 無駄に長い描写が多いんだろうな。 と思っていたら 「長い前奏」という章に入った。 これが延々と300ページぐらい続くようだ。 「水晶のピラミッド」のように大して主題とは関係…

「眩暈」ここがおもしろかった!

重松清の「その日のまえに」を昨日読み終わりました。 こちらの感想はじっくり書きたいので、その前に読んだ「眩暈」の復習をしておきたいと思います。 面白かったところ、無理があって笑うしかないところなど盛りだくさんです。 ネタバレありです。 ・有害物質…

その日のまえに

重松清の「その日のまえに」を読み始めました。 最初は「ひこうき雲」という短編小説でした。 「ひこうき雲」といえばユーミンの曲を連想しますが、まさにその曲のイメージのままの内容でした。 重松清さんてこんな作風の作家さんなんですね。 この本はまゆ…

島田荘司氏の女性観

島田荘司作品は毎回奇想天外なトリックが売りです。 でも、僕は作品に出てくる場所の描写とともに 作品に登場してくる女性や女性論が楽しみです。 ミステリー小説というと男性読者が多いからなのか? 一般的に作品の中に登場してくる女性というのはいかにも…

眩暈の感想と島田荘司作品

眩暈わ読み終わったときの読了感といえば、 映画「2001年宇宙の旅」 を観終わったときの気持ちと言えば通じる人には通じるだろうか? なんかすっきりしない謎が残されたままなのだ。 「2001年宇宙の旅」と同じように残された謎を皆で想像し合うことが面白い…

眩暈、ついに完全読了しました!

いつものとおり約3週間ほどかかってやっと読み終わりました。 この本を書いた当時の島田荘司は本格趣向を強めて立て続けに4作品の御手洗ものの大作を出しました。 いずれも700ページもある大作です。 暗闇坂の人喰いの木 水晶のピラミッド 眩暈 アトポス の4…

美女の行方

なんだか意味深なタイトルを打ってしまいました。 でも、こんな言葉の響きに心うずくのは誰しも同じではないでしょうか? これはいま読んでいる島田荘司の「眩暈(めまい)」の一節の中に出てきた言葉です。 やはり小説の中に登場する女性は美しくないといけ…

眩暈(めまい)

遂に島田荘司の圧倒的傑作と言われる眩暈を読み始めました。 占星術殺人事件を愛読する青年の手記。 最初は日本中にはびこる有害物質の話しが満載でなかなか引き込まれます。 これから楽しみです。

十津川警部とたどるローカル線の旅/西村京太郎

十津川警部とたどるローカル線の旅/西村京太郎(文字をクリック) http://item.shopping.c.yimg.jp/i/j/cau1books_9784046534156 「十津川警部とたどるローカル線の旅/西村京太郎」という本を読んでいる。 西村京太郎さんのトラベルミステリーはライトで読…

私が殺した少女/原りょう:著

またまた、直木賞受賞作品を読んでみました。 この作品は『このミステリーがすごい』での第一位作品でもあるようです。 読んだ感想は、まあまあ良く出来ているかな? という感じです。 最後の謎解きはやはりというか、 やっぱり予想の範疇からは外れてはいな…

容疑者Xの献身/著:東野圭吾

容疑者Xの献身 http://item.shopping.c.yimg.jp/i/j/cau1books_9784167110123 これまで東野圭吾作品をいくつか読んできましたけれど、ガリレオシリーズは初めてとなりました。 テレビドラマでのガリレオシリーズは1回ぐらいですかね。 ながら見だったのであ…

『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』

今、TBSの王様のブランチ(関東ローカル)でこの 贖罪の奏鳴曲-ソナタ- http://www.tsutaya.co.jp/images/jacket/07372/9784062173773_1L.jpg を紹介していました。 作者は『さよならドビュッシー』 で「このミス」大賞を受賞した中山七里さんで、 普段…

「水晶のピラミッド」読破!

風邪もだいぶ症状がおさまってきたので、昨日、一気に「水晶のピラミッド」を読み終えた。 この作品はネット上で称賛される声もあるが、かつてから島田作品の大ファンの友人の評価は 特に称賛するようなことなどなかった記憶があり、 僕が読んだ島田作品をす…

水晶のピラミッド

ついに、島田荘司の超大作「水晶のピラミッド」を読み始めた。 1991年の発売以来、ずっと読みたいと思っていた作品であるにもかかわらず、 その前に執筆された「暗闇坂の人喰いの木」を読んでからという順番もあったせいで読むのが遅くなった。 去年、そ…

ラットマン

道尾秀介の「ラットマン」を読み終えました。 最初の読後感は ゛(作者の誘導が)ちょっと汚いんじゃない?゛ ということかな? まあ、登場人物の範囲内で想定出来ることでもありますが、現在の状況はわかるけど、昔の方はかなり無理があると思うなぁ! 僕は…

白銀ジャック2

白銀ジャック読み終わりました。 やはりスキー場が舞台ということもあって楽しめました。 雪の中の傑作サスペンスには真保裕一さんの「ホワイトアウト」があります。 さすがにあれほどの緊迫感はありませんでしたけど、スキー場独特のレジャー感が出ていて少…

白銀ジャック

東野圭吾さんの「白銀ジャック」を読み始めました。 去年図書館に予約して、200人以上待ちの状態からやっとメールが来て読めるようになったのです。 まだ、ほんの最初の出だししか読んでいませんが、 この序盤だけで、なぜ東野圭吾さんが人気があるのかわ…

手紙…(2)

前回からの続きです。 読んだのは文庫本でしたから解説が付いていました。 井上夢人さんの解説でしたが、これがまたインパクトありました。 やはり、「重かった」という印象を述べられておられます。 そして、作中に出てくるイマジンの関連でオノ・ヨーコさ…