いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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2007/12/4(水) 手術当日 手術直後

「手術、終わりましたよ」
という麻酔医さんの声が聞こえた。
目をあけた。
”生きてる”と思った。

自分では、「眠たくなります」から一瞬のことだったが、どれくらい時間がたったのだろう?

何か気持ちいい夢を見ていたようだ。
それと、エコミークラス症候群を防ぐための足のポンプが気持ちよかった。
その気持ちいい気分で夢を見ていたのだ。
すぐにどんな夢か思い出そうとしても思い出せない。
川などは出てこなかったことは覚えている。
日常的な夢だったようだ。

事前の説明で「手術、終わりましたよ」の声で起こされたときは
無理してしゃべろうとせず、静かに呼吸してくださいとのことだったので
生きてることを実感しらなが静かに呼吸した。
このときは麻酔がまだ利いているのかどこも痛く感じなかった。

次の瞬間、執刀医のM先生がニコッと笑いながら僕の顔を覗きこんだ。
思わず、
「M先生、ありがとうございました。」
と言った。
この瞬間、声が出たことを自覚し、反回神経は傷ついていないことを悟った。
うれしかった。

その後、すぐにタンカに移されて、手術室を出た。
エレベーターに乗って4階に移動した。
エレベーターのドアが開くと同時に家族が近寄ってくるのが見えたので
毛布から自由な右手でVサインを出した。
(後でわかったことだが、これはカミさんのみが気づいたらしい)

しかし、余裕があったのはここまでだった。

家族は看護婦さんに、「もうちょっと待っててください」と制されていた。
僕を乗せたタンカはナースステーション横の回復室に入ってそこのベッドに移された。
そして、また肺動脈血栓症防止のために足にポンプをつけられた。

そのころからだった。
麻酔が覚めたのか、体が異常に寒さを感じる。
看護婦さんに「寒い、寒い」と言ったら、毛布を2枚かけてくれた。
そして、すごい勢いで喉が腫れてきた。

一通りベットへの装着などが終わると家族がベッドサイドに寄ってきた。
何かしゃべったが、しゃべらなくていいと言われた。
お袋と叔父さんはすぐに帰った。
ちょうどそのとき看護婦さんが
「外に女性の方がみえてますよ」
と言っていた。
昨日も来てくれた義妹だった。
しばらく、カミさんと一緒にベッドの横にいてくれて
少しだけじゃべったが
僕の方は、喉の腫れと寒さ、寒さによるものなのか頭痛がしてきた。
すると、麻酔医さんが来た。
「どうですか?」
と言われたので、「ありがとうございました。」と言ったものの喉がかなり腫れているのか
小さい声しか出しにくい。
「普通にしゃべっていいですよ」
と言われたものの
「喉が痛い」と言った。
すると麻酔医さんは
2人に
「喉の近くの手術なのでちょっとしゃべりにくのかもしれませんね」
と言っていた。
声が出しにくいのは神経の問題ではなく喉の腫れによるものだという感覚はあったので
声については心配はしなかった。

しかし、ここからが最大の難関だった。

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病院には以下の本も持っていってました。
斎藤茂太さんの本は人生を豊にしてくれそうで好きです。