いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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6月18日(日)⑯ 「日本vsクロアチア」戦 試合終了後

日本とクロアチアともに無得点で勝ち点1づつを分け合った。
この結果はオーストラリアも喜んだことだろう。
この時点での勝ち点は

オーストラリア:3 
ブラジル:3
クロアチア:1
日本:1

でブラジルはオーストラリアに勝つだろうから
オーストラリアが最終戦クロアチアに引き分ければ
決勝トーナメントに進めるのである。
これを日本が阻止するためには最終戦でブラジルに
ある程度の点差をもって勝たなければならないということになるだろう。
これで決勝トーナメント進出はかなり難しくなったと思った。
決勝トーナメント進出を決めたブラジルが手を抜くことが唯一の望みであった。

スタジアムから駅に向かう人々の列はお通夜みたいに静かな行列だった。
日本人もクロアチア人もぐったりしてただ歩いているだけだ。
友人Kは
「引き分けだとこうなっちゃうんだよねー」
なんて言っていたのが印象的だった。
試合前の活気はまったくなかった。

駅から満員電車に乗りニュルンベルク中央駅に戻った。
ここまでくると少し元気を取り戻している様子だった。
友人Kもニュルンベルクの街中は見ていなかったので、少し街を歩いてから
荷物をホテルに取りに行くことにした。

駅前の大通りを地下から抜けて城壁を入ったばかりのところでサポーターを眺めていると
一人のクロアチア人が近づいてきた。
友人Kの着ているバッタもののJAPAN Tシャツが目当てのようで
自分の着ているクロアチアサポーター用のシャツと交換してくれということだった。
友人Kは2つ返事でOKと言い交換した。
こういうことがW杯で現地観戦する楽しみの1つだ。
友人Kが着ていたTシャツは日本で500円で交換またはおみやげ用に
数枚買い込んで来たもの。
片やクロアチア人が着ていたのは珍しい絵柄が入ったオリジナルのサポーター用シャツで
明らかにクロアチア人が着ていたものの方がいいものであることがわかった。
友人Kは
「ひっかかったー、げっとー!」
などと喜んでいた。
しかし、クロアチア人としても普通に売っている日本代表のオフィシャルなユニフォームではなく
超バッタものの日本でしか売っていないJAPAN Tシャツは
マニアックな収集としては価値のあるものだろう。
クロアチア人も
「ひっかったー!、あんなクロアチアでは安物のシャツで、いいレアものゲットしたぜ。」
なーんて言っているかもしれなかった。


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