いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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6月19日⑫ シュツットガルト…ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオン入場

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携帯が鳴っているのに気づいたので、何かと思って出て見ると、友人Kからだった。

さっきカールスルーエで別れてきたばかりなのに部屋に忘れ物でもしたのだろうか?

友人K:雨、雨すごいよ。そっちは降ってる?

僕:えっ?まだ降ってないけど・・・

友人K:ほんとにすごいよ。たぶん、そっちも降ってくると思うから。心配。

僕:わかったー。気をつけるよ。

スタジアムの外はすでにサポーターの声などでかなり聞こえ難かったものの、

大声で叫びながらなんとか声の内容を確認できた。

スタジアム周辺は曇ってはいるもののまだ、雨は落ちてきていない。

これから雨になるのだろうか?

簡単な折りたたみ傘を持っているだけだったので試合中に降ってきたらやっかいだなと思った。


そして、スタジアムの中に入った。

席はメインスタンド2階の中央やや左側、席に座ると前方にはゴールがあるからカテゴリー1といっても

端っこの席だった。

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しかし、2階なのでフィールド全体を俯瞰して見ることが出来るため、悪くは無い席だった。

ちょっと離れた左側にはスペインのサポーターが大勢で陣取っていたものの

チュニジアのサポーターもちらほらいて、両方のサポーターが混在しているような席であった。

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僕の席の左は通路だったが、右側にはまだ誰も来ていなかった。

しばらくすると僕の右側にチュニジア人のゴッツイ男2人がやってきた。

そして、後ろにも数人のチュニジア人サポーター。

どうやらチュニジア人に囲まれたようだ。

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僕は前日に買ったスペインのバッタ物ユニフォームを着ていたので、ちょっと肩身が狭かった。

隣に来たチュニジア人に軽く苦笑いしながらながら挨拶した。

そうでないと怖そうな感じであった。

いつも感じるのだが、外国人サポーターは体が大きくてプロセスラーみたいな感じの連中が多い。

僕も日本人の中では大きいほうでけれど、彼らの分厚いごつさの迫力はない。

日本戦などで外国人サポーターとの行列を比較していると、もう大人と子供ぐらいの差を感じる。

そのサポーターの行列を見ているだけで、負けているような錯覚になるものだ。

ただ、このサッカーに関して言えば、必ずしも体の大きい方が勝つスポーツではないから面白いのだ。


すでにサポーターの応援合戦はヒートアップしている。

スペインはラテン人気質よろしく陽気で楽しそうな歌を合唱している。

♪ララーララララーララーラ、エスパーニャー♪

それから、

エスパーニャ!、エスパーニャ!”のコール。

対するチュニジアは統制が取れていない。

”チュニジー、チュニジー”と叫ぶだけの応援だ。

それでも、日本人と違って、声量には迫力がある。


このゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンは陸上トラックがあるものの

スタンドの360度を屋根が覆っているので、サポーターの声は反響してボルテージは最高潮だった。

この雰囲気こそW杯というものだ。

日韓大会や、前日の「日本vsクロアチア」とは桁違いの迫力なのである。


そんな雰囲気を感じながら試合開始の時間になった。