いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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高速料金「すべてタダ」にはならない。 「東名」「中央」「関越」も有料 ???(2)


さて、話題を今度は高速道路の無料化の是非に移しましょう。

僕は、ずいぶん前から本格ミステリ作家、島田荘司氏のエッセイ


「自動車社会学のすすめ(1991年 講談社)」を読んで、当時の道路公団のいびつな構造や

高速道路料金の無駄使いの指摘を読んでいました。

この本の中で書かれていたのは、道路公団の関係会社にいくつものダミー会社をつくり、

そこが官僚の天下り先になっており、まったく不必要な高速道路料金を支払わされ、

官僚などの退職金の二重取り、三重取りのために高い高速道路料金になっているとのことでした。

そして、道路で料金を徴収するのは世界でも日本だけであり、諸外国では当時でもホンの一部の道路のみ

といった現状であり、本当に必要な高速道路メンテナンス費用などは実際に徴収される高速道路料金より

かなり少ないので、税金から使われるのがあたりまえだということでした。

よって、僕は高速道路無料化論支持派です。

いろいろネット検索してても山崎養世(やまさきやすよ)さんという人が民主党マニフェスト

高速道理無料化を掲げる前から叫んでいるようです。





上のサイトにも高速道路反対派の意見に対する反論が述べられていますが、

僕の考えでは以下のようになります。


・無料化すると渋滞がひどくなるから、無料化しない方が良いという意見に対して

まず「渋滞」ということがどの程度のことを言っているかということもあるのですが、



今年、ETC利用者に限り土日上限1,000円が実施されましたが、

どの程度渋滞したというのでしょう?

僕も一番混雑すると言われた8月15日に中央高速の上りで東京方面に戻ってきましたが、

東名の事故で中央道に多くの帰省ラッシュの車が流れてきたにもかかわらず、

もちろん普段よりは車が多かったですが渋滞でノロノロになるようなことはありませんでした。

今は渋滞しても過去の中央道2車線時代のようなどうしようもない渋滞はないし、

無料化によって最初の1、2年は混雑しても無料化がこなれてくると

渋滞は少しずつ解消されると思います。

以前はもっと渋滞していたし、渋滞すればそれを回避するルートを通るようになる人もいて

分散されるものなのです。

今はカーナビもある時代なのです。

そもそも、出発点は道路は無料なのです。

もし、今、246号線や環八、環七などの渋滞する一般道が

「渋滞するから有料にします」

と言われたら素直に賛成して支払いますか?

渋滞するから有料にするとはこういうことなのです。

錯覚しないようにしてください。

渋滞する道路は有料なる考えはそもそもの有料化する理由ではないと思いますよ。



・財源が税金から使われるようになるからという意見に対して


にも書かれていますが、そもそも、世界的にも道路というのは無料が原則なのです。

今現在有料に慣れて洗脳されている日本のドライバーは無駄なお金を騙し取られていることに

気づいていないのです。

まず、不必要なお金を徴収されているから、それが不正に使われて、大して有益な仕事をしない

役人の天下りの私腹を肥やすことになってしまうのです。

とにかく出発点は無料なのです。

無料になれば不必要な無駄使いは許されませんから、必要最小限なお金のみが税金から

使われるようになるでしょう。

これが世界のスタンダードだと思います。


・自分は車に乗らないから高速道路は使わないという意見に対して

これは、どのような政策をしてもある程度の不公平が生じるのでしょうがない部分もありますが、

こんなことを言っていては、小学校、中学校、高校だってすべて有料、教科書も有料、

子供の手当ては一切なしという状態と

今の小中学校無料、教科書無料、扶養手当ありの現在の状態の比較した場合、

”うちは子供はいないからそんなところに税金を使わないで欲しい”

ということと変わりません。

僕は思うのですが、今の時代は子供のいる家庭より、車で高速道路を利用する人の方が多いと思うのです。

ただ、それでも完璧には不公平性は除去できないでしょうけど。



道路の問題は以前から不正が指摘されていて、それらの本もいろいろ出版されているようです。









この問題、実際この先どうなるのかみものですね。