いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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執刀医の手術経過説明

待合室を出ると執刀医から「そこに腰掛けて下さい」と言われたのでそのとおりに廊下のベンチ椅子に腰を下ろした。

手術は今終わったとのことで、手術の経過説明をしてくれるらしい。

執刀医は何やら微生物でも見るかのようなメガネをかけている。

まず最初にオヘソのしたのところに小さな穴を開けて左右の精巣のつながっている位置を確認したそうである。

それで左側の精巣のとどまっている位置を確認出来たので、それから今度は左側の下腹部に穴を開けて、そこから腹腔鏡で切除を行ったとの説明だった。

そして、小さな透明のケースに入ったその切除した部分を見せてくれた。

それは5cm位の管のような部分だった。

執刀医の説明では、途中の少しコブの脂肪ような部分2ヶ所の間あたりが本来であれば精巣があるべき場所でそれがない状態で「精巣消失」という状態なのだそうだ。

本来ならその位置に精巣が育ってくるはずのものが、産まれてくる前のお母さんのお腹の中で何らかの原因で上手く精巣が育たずに産まれてきた状態なのだそうだ。

それで生まれたときから1個の精巣だけで体の機能を果たしてきたらしいとのことらしい。

ここまで話しを聞いて、取り敢えずは順調に手術が終了したことが確認できたことで一安心した。

そして、執刀医が「何かご質問ありますか?」と言ったので、気になることを聞いてみた。

残された1個の精巣で今後何か影響とか、切除したことで肥大化することはないかとか、体の機能的なことはどうか尋ねてみた。

すると、もともと左側の精巣がない状態だから今後極端に肥大化することは考えにくいとのこと。

右側の精巣は正常な状態で今回は何もしていないとのことで、今後順調に成長していけば生殖能力としても問題ないとのこと。

もし、今後、右の精巣に問題が出てきたとしても今回のこととはまた別の原因だということらしい。

そういうことなので、今後は普通に生活出来るし、普通に生活してればいいということだった。

これを聞いて心底安心した。

もし、左側の精巣が正常な状態でお腹の中で見つかったら、切除してしまったとき何か気持ちにしこりが残りそうだなと思っていたけれど、それも杞憂に終わったようだ。
こういう結果だとある意味、吹っ切れる感じでもある。

ただ、この病気が世界的にも原因不明であるとは言っても、生殖器の成長障害というとシロウト考えでどうしても環境ホルモンが関係していると気になってしまう。

母親側、父親側のどちらに原因があったのかわからないけれど、自分の生活を反省すべきなんだろうと感じた。

世の中には自分ではどうしようもないこともあるけれど…