いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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「秘密」東野圭吾…(2)

先週の金曜日の夜、オリビア・ニュートン・ジョンのコンサートで感動した次の日の朝だった。

土曜日の朝は1週間のうちでもっともさわやかな時間帯である。
そんな時間帯にこの「秘密」を読み終えた。


読んでいる途中、ある程度結末を予想してはいたけれど、ちょっととたひねりがあっただけなのに
まゆみさん、、、、最後の数ページから涙が止まらなくなりましたよ。(+_+)

読み終えた後も涙が止まらず、連れ合いのいるリビングに食事を取りに行きたいと思っても
涙が止まらず、しょうがないので泣き顔のまま連れ合いのいるリビングに行って、
「「秘密」っていう小説読んで泣いちゃったよ」
と連れ合いに白状しました。

すると、「お父さんが小説読んで泣くなんて珍しいわねー」なんて言うものだから、

「たぶん小説読んで泣いたのは人生初じゃないかなー」などと返すと、

「え?そうなの?、私は島田荘司の「異邦の騎士」ではボロボロ泣いちゃったよ。
涙が止まらなかった小説と言えば「異邦の騎士」だよ」



「あ、そう言えば「異邦の騎士」では最後の方はボロボロ泣いたんだった」

小説読んで泣いたのは人生で2回目だね。

それだけインパクトのある作品でした。
こんないい作品を紹介していただいて、まゆみさん、ありがとう。


それでは、作品についての感想です。

まず、藻奈美が再び現れるのは誰でも予想するところですよね。
しかし、単純じゃなくひとひねりありましたね。
それが涙の理由かというとそうじゃないような気もするんですね。

話しの途中、他のいろいろな登場人物が出てくるので、その人たちが裏で
何かつながっているんじゃないかとも想像しましたが、そういうことはあまりなく、
とにかく直子と平介の触れ合いと平介の悩みとジレンマがつづられていました。
そんな文章のつづり方とやっぱり最後の直子の言葉。
「さようなら。私のこと、わすれないでね。」
これが涙の原因だろうと思います。

それにしても、電話の盗聴とか、通常の父親が娘に対してはここまではしないので
異常な行動なのでしょうけど、やはり妻という感覚が他の男との交わりを許せないのでしょうね。

読み終えたときは、連れ合いと一緒に山下公園に行きたくなりましたよ。

やはり娘を持つ父親の気持ちは大変なものなのでしょうけど、
うちの息子と同じ小学5年生の藻奈美が事故に合うという設定なので、
家族のことを今までよりさらにいとおしく感じるようになりましね。


読後、東野作品について調べてみましたところ、この「秘密」は人気No.3には必ず入る
名作のようです。

今でも、まだ作品の中の場面が心に強く残っています。
それで、今、やっているドラマの第1話をYouTubeで見ました。
実際の放送もまだ2話残っているようなので録画設定しましたよ。
志田未来ちゃんの藻奈美と平介の佐々木蔵之介というキャストは僕の簿小説のイメージ通りです。
まだ見ていない回を見るのが楽しみです。