今度はW杯優勝経験のない国の考察です。
オランダ:今大会も一定の力は示すでしょう。
ファン・ベルシーとスナイデル、ロッベンが噛み合えば、大会随一の破壊力となるでしょう。
しかし、この国の問題点は移民系選手と生粋のオランダ人選手との一体感にあります。
ドイツにあってオランダにないものがそこなのですが、いつの時代も名勝負を提供してきた両国ですから今大会も好試合を期待したいものです。
ロシア:ここもなかなか期待が持てます。親善試合とは言え、イタリアに勝ったことは自信になるでしょう。それと無視できないのが隣国で戦うということです。
アルシャビンにパブリチェンコに加えアレクサンドル・アニュコフ、本田のチーム内でのライバル、アラン・ジャゴエフらのタレントをアドフォカート監督がうまく操れば、2度目の優勝も射程距離に入ってきます。
今大会いち押しのチームと言えます。
残りの注目チームというと地元ポーランドとなります。
ドルトムントの3人衆を擁し、組み合わせにも恵まれました。
キャプテンのヤコブ・ブワシュチコフスキ、ロベルト・レヴァンドフスキ今注目のGKヴォイチェフ・シュチェスニーらが地元大歓声を受けて活躍すれば決勝トーナメントでの準々決勝でドイツやオランダを撃破するかもしれません。
ポルトガル:言わずと知れたC・ロナウドのチームです。
最近のC・ロナウドは過去にも増して充実してます。
無回転の落ちるミドルシュートは圧巻です。
彼一人で優勝まで行く可能性を秘めています。
初戦のドイツ戦が鍵です。ここで勝つようなことがあると、頂点まで突っ走るかもしれません。
(つづく)