いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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日本の敗因とか。。。

少しづつ新聞とかネット上のコラムとか雑誌などでサッカーライターやジャーナリストたちからの敗因分析が出てきている。

一番早かったのはやはりテレビでの解説者からのものだが、
それより優秀なジャーナリストからの分析は雑誌などに掲載されることが多い。

今後も雑誌や単行本などであまたの敗因分析と批判が4年間つづくことだろう。

ここでは、僕なりに今感じていることをまとめておこうと思う。

まずは監督・選手の評価などから


やはり、チームの責任者なので既に多くの批判が渦巻いている。
まずは選手選考。
よくわからないのは斎藤の選出である。
おそらくドリブルをかっての選出なのだろうが、結局、プレーさせることなく大会を終えている。
使う機会がなかったのだろうか?
さまざまなところからギリシャ戦で起用しなかったことを批判されていた。
まあ、メンバーに選んでいる状況であるから使わないと意味はなかったともいえる。
僕自身は斎藤についてはドリブルで活躍する可能性はなくはないかもしれないが、
クレバーな選手ではないし、経験もなく状況判断がよくないので試合の状況を無視したプレーを
するような気がしていた。だからあまり評価はしていない。
試合終盤のパワープレー。外からのクロスが多用されたことを思うと
代わりに豊田を選出しなかったことが悔やまれる。

終盤のパワープレーに関しては既に自分も書いたし、ネット上、テレビ、雑誌、新聞でも
賛否両論あるが、ドイツでもブラジルでもバルセロナやスペインでもやることだ。
ゴール前でこぼれを狙うのは当然だと思う。

初戦で守備的に戦うような主旨の指示をしていたようだが、これはまっとうなことだ。
W杯初戦の入りとして慎重に勝ち点を落とさないような試合ができなかった選手の問題である。
とにかく日本の選手は状況に合わせたプレーや意思統一ができない。
「自分たちのサッカー」より状況に合わせていろいろな戦い方を備えていなければ
W杯で上位進出などおぼつかない。
相手は研究してくるのだから、状況に応じて試合中に修正していかなくてはならない。
南アフリカデンマーク戦で修正できたことが今回は出来なかった。
この部分に関しては前回大会より後退していたと言える。

ギリシャ戦で香川を先発から外したことについてテレビ解説者からも疑問の声がチラホラでている。
雑誌、新聞やネット上でのジャーナリストではこれは仕方ないことと言及されていることが多い、
確かに僕も第一戦の香川の出来を見る限り、戦えていないし、コンディション、精神面などを
含めて先発させる方がおかしい。
日本のこれまでの武器を捨てたとも言われたが、出しても武器にはならなかったはずだし
ブレーキになるわけだから左サイドバック酒井高徳を入れて長友を中盤に上げるなどの
手当はやむなしであった。
本番で選手全員がベストコンディションにならないこともあるわけだから
それを準備しいてこなかった監督の責任である。

コロンビア戦で青山を先発させたことにもいろいろ言われている。
しかし、遠藤の出来が今一つだったわけだから攻撃力のある青山を入れるのは1つの手だった。
山口蛍も疲れはあっただろうし、それ自体は大きな問題とは思わない。

監督としての戦術もすべて出せたわけでもなく、中心選手との戦術の考え方での
違いもあったようだ。
しかし、ザック自身は攻撃思考ではあるが、やはりそこは守備の国イタリアから指導者。
守備の基本とセオリーは日本人の理解よりも深いわけで、そこは今後教わったことを
残していかなければいけないと思う。




まず、コートジボワール戦での2点目は雨でスリッピーだったのは不運だったが、あれを止めるか止められないかでGL突破の行方が決まっていたかもしれないことを思えばあれは大きかった。

ギリシャ戦ではビッグセーブが何度かあり及第点。

しかし、コロンビア戦のPKはどうだっただろう?
彼は南アフリカ大会のパラグアイ戦で相手キッカーの情報はなかったと言っていた。
これは南アフリカ大会の敗因のもっとも大きなポイントでワールドカップPK戦
しっかり準備しておいた方が勝つ。
オシムが言うようなくじ引きのようなものではないのだ。
ヨーロッパ選手権で初めてのPK戦で負けた西ドイツはそれが悔しくてその後徹底的にPK戦の研究を
した。それによってその後、何度もあったPK戦で西ドイツ(現ドイツ含む)は一度も負けていない。
要は相手キッカーなどの癖の事前調査は絶対にやっておかなくてはいけないことなのである。
そして、今回のPKである。
フアン・クアドラードのPKの癖を事前調査していたのだろうか?
これは川島本人というより日本サッカー協会の仕事かもしれないが、まずは調査していたのかどうかが問題なのだ。調査していても入る可能性の方が高いとはいえ、事前調査でその可能性を少しでも低くすることは可能なのだ。これこそがディテールを詰める作業といえよう。
川島がこういう大舞台でピンチを救った記憶は少ない。
アジアカップの韓国戦でのPK戦では勝ったが、やはり川口の印象が強いのでそういう印象が観ている側に残るプレーをしてほしいものだ。
それと、コロンビア戦の4点目のハメス・ロドリゲスのシュートだが吉田が前で対応していたのだから
前に出る必要はなかったのではないか?
結果、ロドリゲスに軽く浮かすシュートで決められており、楽なシュートをさせてしまっている。

(つづく)