いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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最後に歴史的大波乱!

長いワールドカップの歴史を覆す大波乱の結果が最後になって起こった。
過去にアメリカ大陸で行われた大会ではすべて南米のチームしか優勝できなかったが
ヨーロッパのチームであるドイツが南米のブラジルで優勝したのだ。

これは、前回優勝国であるスペインがグループリーグで大敗して去ったことより
開催国であり最多優勝国であるブラジルが準決勝で1-7で大敗したことより
大きな波乱なのだ。
たとえチーム力が上と見られ、得点が最小得点差の1-0であってもだ。

これまでのワールドカップの歴史を見ても
前回優勝国があっさり負けることはよくあった。
2002年日韓大会のときも前回優勝国であるフランスは優勝候補だったが、
1点も取れずにグループリーグで姿を消している。

開催国が準決勝まで進出して3位決定戦に回ることもよくあることである。
近年のワールドカップで開催国はベスト4までは進出できることになっている。
これは審判の判定が開催国寄りになっていることも大きい。
FIFAが勝たせているとしか思えない。
しかし、準決勝になると開催国寄りの審判の笛はなくなり、
開催国が準決勝で負けて3位決定戦に回ることも多い。
それは1990年以降の大会でその傾向になっている。

1990年のイタリア大会ではイタリアが3位。
1994年の開催国アメリカは決勝トーナメント1回戦でブラジルと当たり例外。
2002年の日韓大会では韓国が4位。もうひとつの開催国日本は決勝トーナメント1回戦で例外。
2006年のドイツ大会ではドイツが3位。
2010年の南アフリカではアフリカ勢が不可解な不利な判定で開催国南アフリカがGL敗退で例外。
2014年はブラジルが4位。

これを見ると、優勝経験国で開催国であったらという条件が付く。
韓国だけが優勝未経験国でありながら審判の判定にも恵まれてベスト4になっている。
このように今回、優勝経験国であり開催国であるブラジルをベスト4まで残すことで
大会を盛り上げることに成功している。

前回南アフリカ大会では開催国がはじめてグループリーグ落ちして
開催国はGLを突破するというジンクスは破られ、
今回、アメリカ大陸の大会でもアメリカ大陸以外の国でも優勝してジンクスが破られた。
少しずつワールドカップがなんでも起こりうる大会になってきており
次回以降もっと面白くなる可能性が出てきた。
そのうち初出場初優勝など甲子園でも起こることがおきるかもしれない。

試合そのものにフォーカスを当てると、試合自体はアルゼンチンの思い通りの試合になった。
そして、決定機もアルゼンチンの方が多かった。
前半のイグアイン、後半のメッシ、延長前半のパラシオ。
どれも入っていてもおかしくないシーンだった。
入らなかったのはノイアーの力も大きいので、これもドイツの実力のうちだろう。

いろいろなサッカーファンが言っているように、決勝のあとは
どこが優勝したというより楽しかった1か月が終わってしまったという寂しさの方が大きい。

ぐっすり寝て規則正しい生活に戻って疲れを癒そう。