いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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無垢材と高気密

寒い日が続いている。

最近、家作りで考えているのが、気密に関してのことだ。

高断熱・高気密(最近は高気密・高断熱という言い方が多いようだが正確にはこちらが

正しいそうだ)

で外断熱の流行の元となった本の一つにマツミハウジングの松井さんが書いた

「「いい家」が欲しい」というものがある。

これはカネカのソーラーサーキットを用いて外断熱(正確には外貼り断熱)

として高断熱・高気密住宅とすることで快適な家がつくれるというものだ。

私はこの本は読んでいないが、発刊された当時には既に戸建て住宅で外貼り断熱では

なく充填断熱(内断熱)でも問題ないことは知っていたし、充填断熱の方が

ローコストでできることも知っていたのであえて読むこともしなかったのである。

時は流れて先日のことだ。古本屋で「さらに「いい家」を求めて」なる本が100円で

売られていたので、買って読んでみた。この本は先の「「いい家」が欲しい」の

マツミハウジングで家を建てた施主が書いた本である。

住み心地と快適性、それと他の工法で建てられた家との比較などが記述されていて

興味深い。その中で特に印象的だったのが、以前、住んでいた家では

「冬寒い」「カビが生える」「夏暑い」

ということでとても不快であったこと。

ソーラーサーキット工法で建てた家は、その温熱環境がすこぶるよくなったこと。

などなどが書いてあった。

そして、他の住宅工法に関しては、自然住宅派の家作りに対して、

自然と共生することはいいことかもしれないけど、家の素材のために

「隙間風だらけの家」「寒い」「カビが生える」

これは昔の不快な家そのままじゃないのか?

これは、これまで自然素材であまり高気密化には懸念を持っていた私には

ショッキングなものでした。そのようなタイミングで、去年、やはり自然素材で

自然住宅のような家を作って住んでいる人が「とても寒い」と嘆いているのを

聞きました。あまり比較にはならないけど、一戸建てに住んでいる人や

マンションと一戸建ての両方に住んだことのある人は、ほとんどが「一戸建ては寒い」

との印象を持っているようです。

日本の木造住宅建築の技術がここ最近目覚しい進歩を遂げているようです。

10年以上前、または現在でも建売住宅などは昔のままの寒い住宅のようです。

しかし、高断熱・高気密住宅では寒くないようです。最近では、高温・多湿の

日本にも適合できる北欧などとは違う高断熱・高気密住宅が考えられているようです。

わたしは、以前、「外断熱が危ない」という本を買って読んでいました。

今回、それを読み直してみて、やはり高気密は必要なのではないかと今は感じています。

この本はこれまでのどの本よりも理論的に書かれており納得するからです。

私たちの家族は以前、隙間風だらけの古い社宅に住んでいました。そのときは

冬によく風をひきました。社宅が新築のマンションに建て替わりました。

コンクリートのマンションは高気密なので冬あたたかく過ごせました。

最初の年にはあまり風邪をひかなかったのです。

こういうこともあって、今は高気密の必要性を感じています。

しかし、これまでは合板や集成材を排除して無垢材を使った家づくりを目指していたので

設計士などもそのような考えの人を探していました。

そういう人は何人か既に知っている人が近くにいます。

では、無垢材を使って高気密住宅を作る人というと、これから探すしかないですが、

やはり、無垢材を使う人→自然住宅派(エコロジー)の設計士のひとびとには

高気密は嫌う傾向にあるようです。

うーーん!!どうしよう?