いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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反高気密派の意見に理論性はあるか?

私は自然住宅思考で木の家に関係する本、建築家、工務店
その他木を扱う方々と接して話しを聞いてきました。
重厚な木の質感はとてもいい気持ちになります。

ただ、最近の寒さもあって住宅の寒さについて考えてみました。
これまでの住まい手(木の家も含めて)の話しを総合すると
総じて「一戸建ては寒い」と言います。
高断熱、高気密住宅に住んでいる人以外は。。。
これは私の体験なのですが、以前は低気密のスカスカで
寒いところに住んでいました。
このときには、よく風邪をひきましたが、たまたま超高気密の
マンションタイプの社宅に住んだときには暖かく、風邪をひかなく
なりました。
現在、ふたたび低気密のアパートに住んでいます。
それから風邪も含めて冬にはいろいろな病気になります。

家の気密に関しては、元々自然住宅関連のさまざまなところからの
情報で「高気密=悪」というイメージを持っていました。
しかし、ひょんなことから古本屋で買った「さらにいい家を求めて」
を買って読んだ内容に
「自然住宅?これって隙間風で冬寒くて、カビが生える昔の家のことじゃない?」
という記述に目が留まり、果たしてどうなのだろうかと自分で調べてみました。
すると、これまでなんとなく
高気密=有害物質をためるシックハウス、木の呼吸を妨げる
といったイメージがありましたが、実は低気密な方が
空気の押し戻し等で換気がうまくできないためシックハウスが多く、
また、結露も起こしやすいということのようです。
データ等を用いた理論的な説明でこちらの方が正しいのではないかと
思います。
木の呼吸ということに関しても水蒸気量の給排出をどれだけの量で
しているからこうのような施工はよくないなど、反高気密の理論は
私にとっては何の根拠ももっていないことがわかりました。

高断熱・高気密住宅の日本での歴史は浅く、外国から取り入れた
当初「ナミダダケ事件」等でイメージを悪くしたが、実際には現在でも
発展途上であるようです。

やはり、気密を度外視して断熱だけ行うのではなく、メリット、デメリット
を正しく把握して(緻密なデータと計算など)家作りに取り組むべきじゃ
ないでしょうか。

南雄三さんのHPには「中気密でもいいじゃないか」というコラムがあります。
そこの説明ではC値を5ぐらいであれば2以下の高気密で換気をした場合と
同じ温かさになるということである。その換気量とは0.5回/時を元にしたもの
であるが、これは4人家族を元にしているので、3人家族ではC値4ぐらいが
最低条件だろうか?

換気方法の最高の方法とは高気密であろうと窓を開けることであるが、
冬の生活でそうそう何回も窓を開けるだろうか?
無意識の内に換気できていたほうがストレスのない生活となることは
間違いない。その換気方法が機械ではなく自然換気であれば最高だ!

しかし、、、高断熱・高気密でのパッシブ住宅は発展途上のようである。